が選ぶ「日本映画100選」のトップを切って小津安二郎山田洋次監督
監督の「東京物語」がBSで放映されていました。前にもぼやいたことが
ありますが、この名作はみるひと、あるいは観る年代によって感じ方が
違うんですね。今回は私が現役のころは考えもしなかった親の気持ちが
よく分かりました。50代の男は会社、女は子育ての真っ最中親が田舎か
ら出てくることは、厄介というと言い過ぎになりましょうが、ロクに構いもせ
ずに追い返したような、後ろめたさを感じる現役のころ、今度は自分が、
こどもの家を訪ねるような年になったら、ちゃんと面倒みろよ、みたいな、
気持ちにさせる味のある映画ですね。小津監督の映画は「静」。黒澤監
督の作品は「動」というイメージがありますが高峰秀子にいわせると黒澤
は役者を自分の型に徹底的につくりあげる監督で、小津監督は自然体で
自由に演じさせ、その中からイイとこ撮りをする監督だと表現していました
が巨匠たちが自分流を存分に、発揮したことで日本映画の全盛期を支え
た素晴らしい監督だったと思います。さて現代での巨匠といえば山田洋次
ということになると思いますが、その監督が「東京家族」というタイトルで、
東京物語のリメーク版をつくるんだそうですよ。で、今回の山田版では
孤独死や独居老人といった現代的なテーマを新たに織り交ぜて名優・笠
智衆の役を菅原文太が演るんだそうです。ほのぼのとした奥さん役だっ
た東山千栄子は市原悦子で菅原との共演は37年ぶりだそうです。さて、
永遠の処女といわれた元祖マドンナの原 節子が演じた次男の嫁(間宮
紀子)には、蒼井 優がなり、山田作品では戦争未亡人ではなく旦那(妻
夫木聡)は生きてるという設定で物語の鍵を握るんだそうですよ。さて、
”すき焼きだけで充分よ刺身までつけることないわよ!”という毒舌を吐
いた長女の滋子役には室井 滋が演るんだそうです。どんな面でいうの
か興味がわきますな。と11年6月にキーを叩いていましたが老夫婦は
橋爪 功と吉行和子のコンビに長男夫婦は西村雅彦・夏川結衣。あの
憎たらしい台詞を吐いた長女役に中島朋子、その連れ合いが落語家の
正蔵が演じていましたねえ。昔の俳優にくらべて総じて軽量なところは
否めませんな(あんた、布団干して)ハイ!
格納庫をチェックしていましたら賞味期限を過ぎた駄文が眠って
いました。すこし手を加えて賢者にお届けすることにいたします。
しばらく連チャンで出前させていただきます。出前屋ぐっさんハイ