ハンカチ王子?だれです、どんなひと?とささやきが聞こえそうな遠い昔の
ひとのようなひと?そのひとの名前は斎藤祐樹。甲子園や神宮球場を沸
かせたプロ野球選手なんです。06年夏の甲子園(第88回選手権大会)
では2回戦の大阪桐蔭高校戦でプロ入り後にチームメイトとなる中田翔と
対戦し、4打数無安打3三振に封じる。同大会で早実は26年ぶりに決勝
戦に進出。決勝戦では夏の甲子園大会で3連覇を目指す今や大リーグの
エースに成長した田中将大との投手戦になり、翌日の再試合でも斎藤は

自ら先発を志願し4連投、最後は田中を三振に打ち取って接戦を制し早
実を初の夏の甲子園大会優勝に導いた、とHPにはありました。大学でも
早稲田に進学して主戦投手として大活躍、マウンドで汗を拭く姿に世の女
性たちは嬌声をあげたものでした。さて、今日の主役、斎藤投手はドラフト
一位で日本ハムに入団。初年度は6勝6敗、防御率2.69とまずまずの
成績を挙げた一方で、投球イニングの少なさや被打率の高さと課題も残
した。2年目で自身初の開幕投手に指名され開幕戦にて9回1失点で初

の完投勝利を挙げたものの、その後、6戦連続で勝ち星から遠ざかるなど
成績不振に陥り一軍登録抹消となった。また、カンニングしてしまいました
が人気のないグランドでスポーツ記者の鋭い目に曝されながら黙々とトレ
ーニングに励んでいるそうです。もちろんハンカチは使わないそうです。”
やる気あんのかよ!”そんな罵声でマウンドの地面を蹴り上げて、降板す
るわけにもいかず、がっくりとうなだれるわけでもない斎藤がどれだけショ
ックを受けているかを読みとることは不可能だ。むしろ「気」があるからこそ

無理にでも平気を装っているのだ。降板したとき、斎藤の胸中は涼しげな
表情とは対照的に燃えたぎっていた。そうして、こうもぼやいていたものだ
”ランニングしているときに「おまえ、まだ楽勝だな」って言われたんですが
ボクの中ではすごく疲れていたんですよ。でも辛そうには見えないらしくて。
そのへんボク損してますね”。”暴れたいけどそれを必死で抑えているよう
な感じでしたね。グローブを投げてベンチを蹴飛ばしてって。一度はやって
みたいですね。でも、それをやったらボクがボクじゃなくなるので”。取り囲

んだ記者たちに”もう話すことはないので”と威厳のある笑みで質問を制し
た。パクリまくった話ではありましたが世間の目は世界のマーくんに注が
れている最中、再起を賭けて登板した、今年のデビュー戦(オリックス)で
は6回を4点献上して降板。すぐ新しいことに目がいってしまう早送りのよう
な目まぐるしい世相の中でひっそりと自分との闘いが続く斎藤くん。ヤング
諸君。悩んだり行き詰るのは諸君だけではありませんぞ。かっては”おれ
のともだち”とアチコチでいわれた斎藤くんだって再起という光に向かって
歩をすすめる毎日です、っていう話ではありました。
           絹のハンカチから 木綿のタオルで汗を拭う
           斎藤くん 頑張れ        ぐっさんハイ