「ルーベンス展」のチケットが手にはいりましたので北九州まで遠征しました
遠征の途中でわかったことですがガソリンが北九では安いんです。福岡市
内では147円/Lが相場(6月10現在)、宗像で142円。遠賀川を渡った
ら138円というスタンドがありました。こんな調子で17世紀の天才画家「ピ
ーテル・パウル・ルーベンス」の案内なんてできませんが、相変わらずの無
教養なガサツ男の呟きをお聞きください。「ルーベンスはアントウェルペン
で大規模な工房を経営し生み出された作品はヨーロッパ中の貴族階級や

収集家間でも高く評価されていた。またルーベンスは画家としてだけでは
なく、古典的知識を持つ人文主義学者、美術品収集家でもあり、さらに7
ヶ国語を話し、外交官としても活躍してスペイン王フェリペ4世とイングランド
王チャールズ1世からナイト爵位を受けている」。と能書きにはありました。
要するに一芸に秀でたひとは百芸に通じる天才だったんですなあ。この会
場でも年配のご婦人がセンスのいいドレスを着て、ざあます言葉がぴった
りの雰囲気でありました。アッ、そのまえに腹が減っては折角の芸術品も、

雲ってしまうとばかりにレストランが丸見えの裏庭に陣取って息子の嫁さん
がつくってくれた弁当をいただきました。実は孫の体育祭をのぞいたら弁
当にありついたというわけなんです。肝心の絵画は、そりゃ口では表現でき
ないような見事な出来栄えでした。あたしゃ、現代のようにどこも、かしこも
ひたすら前屈みで画面と睨めっ子の世相では創造とか感性などと、まった
く無縁の環境においては、生まれないであろう人間の英知がここには宝石
のように燦然と輝いていました。日本では「慰安婦問題」が取りざたされて

いますが西欧ではもっと残酷な人権を無視した作品が展示してありました。
キリストは大変な目に遭っていたんですねえ。神話とやらも残酷で無慈悲な
ものだと思いました。面白かったのは1615年から1625年にかけて商売
繁盛でルーベンスが受ける制作注文の量は単独で捌く事の出来る範疇を
超えたものとなっていた。このため、ルーベンスは「黄金の工房」と呼ばれ
る工房を組織して殺到する注文の処理に当たった、説明書きにありました
が、その工房にはいるときは授業料を納め、所定の工程をマスターすると

手当てがもらえるようになり、独立して一人前になるひともあるかと思えば
ルーベンスというブランドで仕事をするのが手っ取り早いという職人も現わ
れて大師匠(ルーベンス)はちょっと手を加えてサインをして大金を懐にい
れたんじゃないかと思われるような作風もあったような気がしましたな。それ
にしても1600年代の日本は、といえば関ヶ原の戦いで大坂方が惨敗をし
て徳川家康が江戸に幕府を拓いたころですから、オッパイ丸出しのボテッと
した裸体が拝めるなんて夢のまた夢の時代だったんですねえ、そんなこと
を考えながら帰路に着きました。
 
    ああ 今日は目の保養になる名画を沢山みれて幸せだった
    (ちょっと、もっと教養のにじみ出るような出前、期待してるわ)
                 胸の谷間 鑑賞会 会員 ぐっさんハイ