やっとというか、とうとうというべきか富士の小山が三保松原とセットで世
界遺産に認定されました。三保松原の土産屋の大将が”いままでの10倍
いや20倍の観光客が押し寄せて(迷惑している)”とはいいませんでした
が顔が狼狽していました。気まぐれのお客相手だということがよ~くわかる
ようなシーンでした。一方、富士のお山をガードするお役所も”自制のある
登山をと呼びかけていました。あたしゃ入山料を任意でなく強制的に2千円
でも5千円でも徴収して規制する、外国では当たり前のことをジパングでも
やりゃあいいと思います。そうしてサンダルでもショートスカートの軽装の連
中も登山させて、死ぬような目に遭わせて目の玉が飛び出るような救助費
をボッタくってやりゃあいいんです。大騒ぎをしながらレポーターが渋滞ぶり
を大げさに叫んでいましたが、ゴミだらけ傷だらけの富士のお山が”いやだ
いやだ”と叫んでいるようです。足がありゃ、どこか静かなところへ引っ越し
たいっていっているようです。富士のお山といえば、”80歳の高齢で世界一
のエベレストに登った”という御仁がマスコミのインタビューに応えて”富士
は私の登山人生の原点”と胸を突き出すように語っていました。愉快だっ
たのは例の深夜便でしたが、いつものように子守唄みたいに聴きながら、
うたた寝をしていましたら渡辺さんって方がエベレストに登頂したという話し
を講演会でなさっていました。なんでも女性としては最高齢の73歳で山頂
を極めたそうです。ニヤッとしたのは、”伴走者が多いのは好きじゃなく、
いつも同伴していただくのはカメラマンだそうで、”自分は登山が好きで登
ります、だから周囲にも黙って登ります”と司会者に応えて拍手が起こって
いました。でも下山中にメキシコのおじさんらしきひとから”おめでとう”と声
をかけられて驚いた。最近は宇宙にまで電波が飛び交うので、情報が即
時に伝わってしまう。山頂は1畳ぐらいの広さで何枚も絹でつくったカーペ
ットが敷いてあった。下山して野口さん(エベレストのゴミ問題に取り組んで
いる登山家)からもお祝いをいわれたと嬉しそうに口にしてありました。誰
かさんみたいに大勢のお供を従えて、銭は遣い放題という、大騒ぎがお好
きな方と違ってひっそりと、だれでも登るルートからではなく、チベットルート
から登ったというヘソがすこし曲がったようなレディにハグしたくなりました(
ちょっと迷惑よ)。
最近よくお揃いで出かける夫婦に”仲がよろしいですね”と声をかけまし
たら”いえね、女房が最近ボケがはげしくなって、どこへいくか心配でく
っついて歩いているだけです”という夫婦と一緒になりました。ご主人は
”ちょっと郵便受けをみてくるからね”と奥さんにいいながら奥に消えられ
ました。すると奥さんは私についてエレベーターに乗ろうとされましたので
”ご主人、お乗せしてよろしいのですか”と訊ねましたら”ええ5階で降ろし
てください”といわれましたので同乗しました。すると奥さんが深々とお辞
儀をされ”ワタシ ハ ナマエ ガ イエマセン”と幼児のような口調であい
さつをされました。人間が壊れていくさまをみた思いでありました。
てめえが壊れていくのがわからない ぐっさんハイ