また病院の検査シーンを思い浮かべて憂鬱になったところで気晴らしに都心
でビッグバンドのイベントがあるというので会場に行きましたら老若男女が、
長蛇の列をなしていました。チケットはコンビにでも入手できるとのことでした
が完売ということで胴元に電話しましたら”ハイ、市中では完売ですがジャズ
ファンの要望が多いため当方でも追加販売しています”というじゃありません
か。立ち見でないことを確かめて会場に行きましたらハイカラな紳士淑女が
今や遅しと押しかけていました。9チームのバンドが福岡や周辺から5時間
のマラソン演奏がエンジョイできるんです。で、ある大学の演奏でスタートしま
した。最初だったこともあってぎこちない演奏でした。1曲終わってリーダーが
”主催者からの誘いがあり初参加しました、一生懸命やります”と肩に力のは
いったあいさつをして万来の拍手を浴びていました。2番手は大人のバンドで
自分たちも楽しむように身体をくねらせ体全体でビートしていました。テナーサ
クスのおっさんが象が曲芸したあとに足を上げる仕草によく似たポーズをとっ
て場内から笑いをとっていました。なくて七癖とはよくいったもので夢中になっ
ているときは、それぞれの思いがゼスチャーとなって場内を沸かせます。北
九州からも参加したバンドがあってリーダーの子息が自閉症だそうで、その
イメージをジャズにした曲がとっても忙しい雰囲気でしたが、リーダーは”大
体こんな調子ですよ、息子は、、。NHKの朝ドラをみないとメシを食わないと
いってありましたが、場内は沸きませんでした。隣の女性が奥さんだと紹介
されて、ひときわ大きな拍手が起こっていました。しかしなんですな、普段大
きな音を出すと”小さくしてよ”と注文をつけるカミサンは巨大な音響に参って
しまったのか”疲れたから先に帰る”といいだしましたので休憩時間に会場を
出て夕食をとりましたら元気が出たのか、また戻ろうといいましたので会場に
はいりましたら美空ひばりの「川の流れのように」を唄ったバンドが登場して
いました。あわてて席にもどりましたら下着のような薄手で胸の谷間がはっき
りわかる超ショートな衣装をまとった美女軍団が愛嬌をふりまいていました。
全員がサックス奏者でひとりだけドラマーが孤軍奮闘していました。メンバー
の中には就活して社会にデビューすると太目のバンドリーダーが紹介しまし
たら大きな拍手をもらっていました。パンフレットには練習日:毎週月曜日20
:00~22:30会費:2000円(毎月)メンバー募集中とありました。ラストまえ
には韓国のバンドと交流のあるバンドが登場。韓国では一般的にアマチュア
ーは少なくて学生時代にやっていた連中は軍隊かプロになるといっていまし
た。お国柄か、力のはいった演奏が多く、我々のようなゆったりしたバンドは
向こうでは珍しがられるといっていました。最後はオールスターによるバンド
をバックに男女のボーカルが唄っておひらきとなりました。いつもの光景です
がCDを売り込む声がひときわ高く場内に響いていました。
前の席に陣取りましたので帰りには頭がガンガン
して寝つきが悪るうござんした ぐっさんハイ