対症療法の病院には放射線や抗がん剤を使った治療を嫌って訪れる方が
大勢いらっしゃいます。ミャンマーからも来たという自信満々の院長先生は
私が二股かけた治療が不満のようで”今、九大で特定されていないが私が
診るやり方では気管支に影がある、だからこれを退治するためにビタミンC
を投与しながらハイパワー(高熱殺菌法)でガンを死滅する方法で治療をし
ているが、西洋医学の連中はこんなやり方をバカにするものがいる”と暗に
私を批判します。で、この気難しいドクターにどうして同意をしていただいた

かということなんですが駆け込んだときの口上は”ガンがどこから転移したか
特定されていないといわれたときに、このまま予防のため放射線や抗がん剤
の治療はしたくない、そう思ったとき真っ先に先生の顔を思い浮かべました”
と殺し文句をいい、先生のお力でガンが顔を出さないよう私も全力をあげ努
力します。ですから1ヶ月ごとに検査をうける厳しい条件付で仮退院して押し
かけました”といって平身低頭して合掌しました。それで気分よくなったかどう
か知りませんが、「原発不明」では保険が効かない、大変だろうからノーコスト

にしてやる”といってくれました。人間という生物は感情がつきものですから
厄介ですねえ。そんな気遣いでストレスが生まれそうになりましたら気分転
換で社交ダンスにも足を運んでいます。またそこで吹き出すような人間模様
については別便で出前することにいたします。それから住まいの西洋長屋の
回りをウォークして足腰を鍛え、待望のプールにも行くようになりました。嬉し
かったのは術後、右手の痺れが残っていて泳げないのではと心配していまし
たが水中では浮力があるためかイケるんです。泳げたんです。いやあ嬉しか

ったですねえ。でも大事をとって今のところはウォークだけにとどめています。
とまあ、このように、のたうち回っていますが果たしてどうなんでしょうかね。
しかしなんですな、合格といわれ”やった!という開放感はタッタ一日でおし
まい。また次の日から再発の恐怖に怯えています。肝っ玉が小さいんです。
その意味では新聞やエロ雑誌を乱読しながら、賢者にニヤッとしていただく
ネタを探して出前をするのも気分転換になりますね。ありがたいと思ってい
ます。というわけで入院日記は、ひとまずお休みとさせていただき、また世
相の一端を呟いてみようと思っています。
     
アッチをたてればコッチがたたず 命惜しさで米搗きバッタ 
                 入院日記を廃版にしたい ぐっさんハイ