6時間かかった手術は生真面目な担当医とそのボスのふたりで執刀したん
ですが准教授のボスも説得のため多忙な時間を割いてくれました。如何に
無謀で危険な行為であるか淡々と説明がありました。カミサンは俯いてうな
だれています。しかし私は”ありがたいお話ですが、火元がわかるまで時間
をください、御用となればおっしゃる通りにいたします、あのとき聞いておけ
ばよかったなんていいません、その覚悟で仮退院させてください”と懇願しま
したら、ボスが”わかりました、これ以上話しても聞き入れてはくれないよう

ですから明日にでもお帰りください、見捨てたりしませんから、しかしあなた
のような方はいらっしゃいます。あなたみたいに元気でネアカのひとは案外
大丈夫かもしれない、ひょっとしたらこのままイケるかもわからない”といっ
て1ヶ月単位でのチェックを条件に退院を許されました。帰宅してまず日頃
説教されている方に連絡をいれましたら”あんたらしいな”と皮肉をいわれ
ながらも会っていただき、貴重なお話を伺いました。涙が出てくるような方で
した。つぎに入院騒ぎになって治療が中断した歯医者に連絡して口の中を

きれいにする作業に行きました。普段は尺取虫のように遅々としてすすまな
い治療も本気でやればビデオの早送りのようにアッという間に片付いて驚き
ました。つぎに今回の騒ぎになったPET-CTの病院にコンタクトをとって院
長先生にお礼と私の決断についてのコメントをお願いしましたら、当たらず
触らずの話に終始しました。つぎにカミサンがお世話になっている病院に行
きましたら”あなたのように元気なひとで急に病になって調べてみたら末期
ガンでした。で、その方に話をしたら、まだやりたいことがあるから一度帰ら

せてくれといわれてしばらくして、また病院にきたら亡くなられました。安らか
な死に顔でした”と本人をまえに神妙な話をされて笑うに笑えませんでした。
でも温厚で正直な先生らしいコメントだと思いました。帰り際に”ガンに効く
鍼をやってあげましょう”といわれて3000円召し上げられてしましました。
つぎに漢方医として西洋医学とは違った病院にも顔を出しましたら、妖しげ
な鉄製の棒をふりかざしながら”大丈夫、もう体内にはガン細胞はない”と
巫女さんみたいなお告げがありましたが、あたしゃ、西洋医学の先生たち

のほうがよほど心配してくれていると思いました。つぎに友人がすすめてく
れた、ある健康器具といっても鍼のような器具なんですが、私のことはいわ
ずにカミサンの腰痛に効きそうだということで、試し貼ってもらって帰宅する
というサプライズとなったり、まさにひとの3倍のアクションでのたうち回った
数日でした。これからは、、貴重な、貴重な時間ですから納得のいく日々を
過ごしていきます。まあ、襟首を掴まれて病院に収監されるということになる
のか、奇跡的にお呼びがなくて生き長らえるのか、、実は2年まえにつぎの
ような事件があったんです。それは、、つぎにいたしましょう。
    
    
お医者さんにも口当たりのいいセンセと親身になって伴走してくだ
    さる先生がございますです   目利きが鋭くなった ぐっさんハイ