Q:文化や言葉、習慣の違ったアメリカでご苦労されたと思いますが、まず
言葉、、英語を話されたのはどういうふうにされたのでしょうか。工藤:それ
は必死になって覚えようとすることです。そのためには失敗しても笑われて
も必要だと思うことを言葉として発信することだと思います。そうして失敗を
しながら、ひとつひとつ身につけていくことだと思います。日本に帰ったとき
は外人タレントに英語で話しかけて英語で返してとお願いしていました。そ
れでもアメリカに行ったら、頭の中に「言葉の雑草」が生えているんです。

それを英語漬けの中で集中していけば3、4日で元の調子に戻ります。で
すから英語に限らず、私は、話たい国に行けば半年でしゃべれるようにな
ると思います。失敗したり周囲のことを気にしたり中途半端な気持ちじゃ、
なかなかしゃべれませんよ。Q:いやあ、口でいうのは簡単ですが大変です
ね。その後、映画界でもご活躍中ですが、日本とカナダの合作映画「カラカ
ラ」が昨年の9月にカナダ・モントリオールで開かれた第36回モントリオー
ル世界映画祭の授賞式で、「世界に開かれた視点」賞とカナダ映画に対す

る観客賞のダブル受賞に輝きましたね。どんなストーリーですか。工藤:「カ
ラカラ」とは泡盛の器を意味する沖縄の方言で、沖縄・伊是名島を主な舞台
に、夫の家庭内暴力に悩む主婦(工藤さん)が初老のカナダ人元大学教授
と旅をする中で心も通じ合うようになる姿を描いたロードムービーです。Q:
ところで映画界とは関係がない農業を静岡でおやりになっていらっしゃいま
すね。工藤:ええ日本男子みたいな夫と結婚したのを機会に農園と家を建て
ました。Q:豪邸ですね。工藤:ええまあ、、ロスで家を買いました。古い物件

でしたが建築屋さんに安くしていただいて、すこしずつ改造して結構な値段
で売れましたので、静岡の農場付きの物件は現金で買うことができました。
なにしろ芸能人は保障がありませんから借金をするのが怖いんです。Q:で
なぜ農業までやろうとなさったんですか。工藤:それは今の食材はいろいろ
汚染されています。夫も私もジカに食材をつくって自然な食材をたべて体質
を改善する、、。最近はお客さまにも自然食品をたべていただこうとレストラ
ンもやっています。以前の私は体の良し悪しに関係なく、好きなものを腹一

杯たべて肌を焼かないように室内で閉じ篭っていましたが、おかげさまで40
歳になった今、夫と一緒に空手などの古武道をやったり、マラソンなどにも
参加できるような元気さを取り戻すことができました。これからも映画などに
出演しながら自然食品もつくり、お客さまに提供したり、本を書いて本物の
健康とは、なにかということを訴えていこうと思っています”。 いやあ、あと
の方は芸能人というより一般の起業家みたいな口調になりましたが、ヤワ
なジパングの中にあって体当たりで実感を享受してある工藤夕貴女史に敬
礼して失礼します。
    
世界をこの眼で見ぬきたい 眼にふれ手にさわる すべてに
    猛烈に働きかけ 体当たりをする ひろく積極的な人間像を
    自分自身につかむため   岡本太郎  代読ぐっさんハイ