ある官製のパーティーに呼ばれてお邪魔しました。丁度、衆院総選挙の真
っ最中でしたので、金バッチをめざすひとのパーティーではないかと思いた
くなるほど盛況でした。定刻になりましたら大きな造花をつけたひとが舞台
の下に現れました。いやな予感がしました。司会者が”只今から〇〇市政
40周年記念のパーティーを行います”と宣言してスタートしました。まず市
長が登場。ご馳走をまえにヤケに長く感じました。続いて県会議長、県会
議員、市議会議員と続きました。これでご馳走にありつけるかと思いました
ら”区長を紹介します”とアナウンスがあり7、8人の年老いた目立ちたがり
屋みたいなおっさんが現れて、その代表がカンニングペーパーを読み上げ
ました。場内がざわついてきました。これで終わりかと思いましたら今回企
画したという人物まで現れて、ひと言といいながら三言か四言もしゃべって
いました。やっと、司会者が”それでは乾杯に移ります”といい、一斉にビー
ルを注ぎました。あたしゃ、これでご馳走にありつけると思いました。”では
乾杯の音頭を区長の〇〇さんにお願いします”といいましたら小柄なひとが
緊張した面持ちで現れて”乾杯のまえにひと言”といってまたカンニングペ
ーパーを懐から出して朗読をはじめました。すると隣りのおばさんが”ワー
またね、誰も聞いいとらんとにねえ”と呟きました。もう場内は雑音で一杯で
す。すると突然”乾杯!”という声がしてやっとご馳走に箸を伸ばそうとしま
したら、隣のおばさんが、そうはさせじと割ってはいりました。しばらく遠慮し
ながら時計をみましたら35分経過していました。あたしは現役のころから
会議が苦手で、放浪するようになってからは出来るだけカミサンに出てもら
うようにしていたんですが、ジパングの形式的、年功序列的、それに来場
者は無視をして、当たり障りのないようにオンパレードの顔見せ、それに味
も素っ気もない金太郎飴のような決まり文句のトーク、最後にご馳走を人質
にした乾杯まえのあいさつなどなど、官製の、、ジパングの出し物には近寄
るまいと思い直した出来事ではありました。それにしても男社会ですなあ。
実社会は。これだけ女が強くなった、たくましいといわれているのに相変わ
らず男がしゃしゃり出ているんですねえ。女性のみなさん真紀子女史のよう
に男どもを蹴散らすのはまだまだ先の話ですかねえ。
小話:いつもの混浴場での話しです。今日の主役は爺ではなく、おばさん
でした。私が”日本男子は私を含めて女性に対して気くばりが足りない、
特に私のような年寄りはそうだ、”と媚びたようにいいましたら”私の対面
のおばさんがニコリともしないで”そうそう、今、韓国にいったら安くてサー
ビスもヨカろうと思うて、何人かの友だちとソウルまで行ったとよ、焼肉屋
にはいって焼肉ば食べようとしたら、はさみで切ってくれたうえにお皿に、
分けてくれたとよ、ありがとうていうたら、ダイジョーブて日本語でいうたよ
”と女性軽視の私に面当てのように自慢してありました。あたしゃ”お言葉
ですがそりゃ営業用の親切じゃなかとですか”といいたい言葉を飲み込ん
でしまいました。おばさんは”あたしゃ領土問題とか関係なか、だから怖く
はなかと”と泰然自若としてありました、そういう怖いもの知らずというか、
おおらかさが国の交流には必要ではないでしょうかと思わせたおばさんの
ひと言でした。 意地を張り合う政治を溶かす民間交流 ぐっさんハイ
幾人も 夫をかえて米寿かな(男は奥さんが亡くなると逝き
女は寿命が尽きるまで長生きする) ぐっさんハイ