ある新聞に「平壌の宴」という見出しで3代目のおとっつあんの料理人が
息子に抱きついて感涙している写真や側近中の側近といわれる張成沢の
隣りで豪華な宴で涙している姿。それをやさしい眼差しで見守っている正恩
元帥夫妻の写真も載っていました。あたしゃ知らなかったのですが料理人
はおとっつあんに”食材の調達のため日本に帰ってくる”といってそのままト
ンズラしたんだそうですね。女房やこどもを残したまま。で、北朝鮮から身
柄は保証するからといって帰国。いや再度、出かけて首都・ピョンヤンに
ある党・政府の要人しか立ち入れない施設の「8番宴会所」での宴会所に
招かれたもの。”裏切り者の藤本、帰ってまいりました”と土下座せんばか
りにぬかずいたそうです。””フジモト サン(そんなことは)もういい”と太っ
腹で応える正恩元帥。藤本氏は感激して涙を流して抱きついたげな。「脱
北」して11年、その間、黒めがねの料理人は本やメディアで金ファミリーを
ひたすら賛美しながら食いつなぎ、このたび「広告塔」として合格点をとって
北朝鮮に戻ったもの。彼は正直に”生きた心地はしなかった”と吐露してい
ましたが、北朝鮮側の思わぬ歓待に涙しひれ伏した気持ちはイヤというほ
どわかりますな。数日後、意気揚々と凱旋した料理人は”近いうちに大きな
変化が起こる”と誰かさんが呟いたような台詞をトレードマークの黒めがね
をはずして吐いていました。そうして食材をたっぷり仕入れて、慌しく帰国
いや出国(どっちかはっきりしろ)していました。そんな特集の隣りには先日
行われた日朝政府間協議(課長クラス)で思わせぶりで日本側を手玉にと
った北朝鮮は「拉致議題「事実と違う」」という記事が踊っていました。あた
しゃ魚釣島に博打場をつくったらといって失笑を買いましたが、今度はつべ
こべいう間にときだけは流れるという事態に竿をさすアイディアがあるんです
というのは拉致被害者のみなさん料理人を介して、あるいは料理人に同行
して現地へ飛んだら如何です。いえ、あたしならそう政府にも訴えます。そう
してこどもが暮らしていたところ、ひとなどに会って自分で確かめたいと訴え
ますよ。勿論、無駄なこと、無理なことは承知のうえで訴えます。料理人に
みせた度量の広さが本物であれば、なんらかの反応があるはずです。だっ
て兄上の正男さんを特別機を仕立ててお届けした度量をまさか北朝鮮は
お忘れではないでしょうから。最近の元帥さまご夫妻は平民のアパートを
訪問したり奥さまの手料理を振舞ったり、おとっつあんとは違った庶民性、
太っ腹を電波に乗せているじゃありませんか。日本サイドも”圧力と対話”
とばかりいうんじゃなくて民間でもアクションを起こすときではないでしょうか
今回の料理人がひれ伏した事件だって、そんなシグナルだと思っているん
です。とキーを叩いていましたら勇んで北朝鮮に入国しようとした料理人は
査証(ビザ)が下りずに16日、帰ってきたと短く記事がありました。大口を
叩いたせいなのでしょうか。不可解な国ですな。
虎穴に入らずんば虎子を得ず 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
言葉だけが飛び交うジパング ぐっさんハイ