水泳界の華、シンクロがはじまりました。洗濯ばさみのようなもので鼻をはさ
んでツンとすまして歩く姿は、ちょっと意地悪をしたくなるような衝動に駆られ
ますな。ふんぞり返って歩いてて、なにかの調子で蹴躓いたら愉快だなと思
います。新参国のお嬢さんまでもそうですからイヤになってしまうような競技
がはじまりました。ツンツン賞とでもあげたくなるようなスマシぶりが印象的
ですねえ。サッカーなんかは身長とか足の長さとは関係のない業界ですが(
ちょっと、失礼ね決めつけないでよ)このシンクロはフィーリングがモノをいう

世界ですからイメージつくりが大変だそうですよ。まえにも話したことがあり
ますが井村さんという、怖いおばさんが日本シンクロナイズドスイミングの
業界の草分け的存在のような方なんだそうですが日本代表のヘッドコーチ
退任後、自身が’85年に設立したクラブで指導にあたっていたそうです。
その後’06年、中国からコンタクトがあったそうです、”五輪でメダルを取り
たいどうかコーチをしてほしい”って。でもすぐには返事ができなかったそう
です。だって、中国は世界でせいぜい6、7位程度の実力。採点競技である

シンクロナイズドスイミングは、たやすく順位を挙げるわけにはいかないこと
を考えれば3位以内までは遠い。メダルが狙えるところまで引き上げられる
のか開催国からの依頼は失敗は許されない。しかし一方で、こんな思いも
浮かんだ。日本の指導者がどんどん海外に出て行って認められれば日本
のシンクロが世界に認められることにもなるし、もう一度、世界の最前線で
戦い最新の技術を身につけてクラブのコーチや選手たちに教えてやりたい。
自分が引き受けなければ、恐らくロシアからコーチが来るだろう。今も多くの

国でロシアのコーチが指導している。中国もロシア人コーチになれば、ます
ますロシア流の演技が主流になり日本がロシアを倒す日はさらに遠のく。
そう決心すると、その年の12月に契約。日本で約束していた仕事をこなし
ながら、日本と北京を往復しての指導がはじまった。ところが敵に塩を贈る
ような行為に国内から批判が起こった。しかしそんな声が起これば起こる
ほど燃えるのが、井村のおばさん。今回も手塩にかけて育てた中国の選手
が表彰台にあがりましたが、スペインの風下になったことがいたくご機嫌を

損ねていましたな。”点数を見た瞬間、これはスペインペアのために審判が
取っ置いているな”と厳しい目つきで呟いていました。つまりですなあ、スペ
インのコーチも日本からの出稼ぎの指導者が叩き上げての銀メダルだった
んですよ。オンナの戦いってすごいですなあ。で、本家の日本は5位となって
シンクロが採用された’84年ロサンゼルス大会以降、チーム種目のみ行わ
れた’96年のアトランタ大会を除いてすべてメダルを獲得してきたが途切れ
てしまいました。でもね、ツンツンしててもシンクロ好きよ。老舗の復活を待っ
てるわ。
   何時間も水の中 過酷なトレーニングで失神することもあるそうです
     井村先生 あまりヒスを起こさないでください 恐妻家 ぐっさんハイ