話はかわりますが当時は軍国主義が盛んな時代でしたが、まだ、融通が
ついたというか芸能人は召集を断る特権があったそうですな(頷くひと)。
そんな中、上原敏はそんな特権を破棄して一兵卒として入隊したげなです
たい(ヘーッという声)。当時はテレビもなかった時代でしたが新聞でも美談
としてとりあげられたそうですたい、そんな美談をひっさげて入隊した上原
に、連隊長は感激して”なんも、せんでよか、おれの傍で世話してくれ”とい
うたが、そうもいかんということになって、一般の兵隊とおなじように入営した

ら古参兵から、こっぴどく鍛えられたそうです(下を向くひと)。そうして自分
から戦地行きを希望して、残念ながらニューギニアで戦死したそうですが
遺骨は帰ってこんで石ころが秋田の大館の墓に眠っているそうです(下を
向くひと)。それでは上原敏の「おしどり道中」をかけましょう。(すばらしい
声が場内に響き渡り中には手拍子や身体で調子をとるひとが多くなる)。
(演奏が終わって)どうですか、良かったでしょう。今のAKなんとかいう若っ
かひととは違うでっしょうが(頷くひと多し)。とにかく今の歌手は、なんば、

唄いよっかわからん(”そうそう”といいながら頷くひと)、発声もはっきりしと
っでしょうが(”そう!”という声があがる)。それから、この「おしどり道中」は
ヤクザの奥さんば子分が実家に送り届ける唄ですが、同じ部屋に何泊もし
て、なんもなかというのはおかしかでっしょ(笑い)。唄の文句にあったでしょ
うが”♪人情からめば もろくなる 浮世あぶれた やくざな旅は どこで散る
やら果てるやら”ていう唄の文句は、ふたりの危うい関係ばよう現しとっじゃ
なかですか(爆笑)。それにしても上原っていう歌手は声もよかけどリズム感

があっですな(頷くひと)。昔の唄は今と違ごうてよかですなあ。(”そうそう”と
いう声が多くなって段々、敬老会の決起大会のようになってきた)。さて、次
は音丸さんの登場ですたい。このひとは、勝太郎と違ごうて素人の歌い手で
す。日本橋の下駄屋のおかみさんで近所でも美声で評判だったところから
スカウトされたとです(ヘーッという声)。芸名は音声が丸か、ということで音
丸ってつけたという話ですたい(爆笑)。非常に単純な動機ですな(爆笑)。
では「満州想えば」をかけることにいたしましょ。(場内に、すみきった歌声

が響きわたる)。如何でしたか、よかったでっしょう(場内は益々、敬老会の
熱気に包まれてくる)。そのころは満州を謳った歌が多かったですな。それ
から勝太郎は芸者あがり、音丸さんな、無名の新人ばってん歌の味はかわ
らんですな(”そうそう”の合唱)。最近の歌は、これはという歌がなかじゃな
かですか(”そうそう”と声がする)その証拠に昔の歌のリバイバルが大流行
でっしょうが(大半の場内の参集者のが頷きながら大いに盛り上がってきた)
では次も満州の歌で「満州娘」ば聴いてもらいまっしょ。(というところで年齢
がずっと下の私は違和感を覚えてトンズラしてしまいました)。
           
           私は 断然、坂本スミコの戦後派で~す ぐっさんハイ!


おまけ:(人気番組ザ・ヒットパレードに出演していた)ザ・ピーナッツの姉さん
     が亡くなったと報じていました。年齢が71歳とありましたがピンとき
     ませんでした。世はまさに高齢化社会ですねえ。