近くで中西桂三というシンガーのコンサートがありましたので覗いてみました。
自由席というので早目に会場に着きました。行列には乳児を抱いたお母さん
やお父さんが大勢いました。困ったなと思いました。時間がきて場内になだれ
込みました。案の定、保育園状態になりました。私は慌ててパンフレットに目を
やりましたらNHKの「お母さんといっしょ」という番組で唄うシンガーでもあると
書いてありました。普段なら児童無料預かりと書いてあるのに、ここでは0歳か
ら小学生まで1000円とあり商売毛、丸出しのコンサートでありました。それに
しても場内の賑やかなこと、泣いたり笑ったり走り回る子などなどこりゃ大変
だと思いました。そうして定刻となり中西桂三が登場しました。場内は蜂の巣
を突付いた状態になりました。私は蜂と割れんばかりの音響を子守唄代わり
に寝入ってしまいました。といいますのはオーガスタ・ゴルフが早朝からやって
いましたので寝不足で少々の騒音がお構いなし状態だったのです。どれくらい
経ったのか自分のイビキで目を覚ましてしまいました。カミサンが親の仇をみ
るような目で私を睨んでいました。慌てて座り直しましたら中西桂三がメンバー
を紹介していました。ジャズピアニストの女性は米アトランタ在住の日本人で
すがアメリカから出稼ぎにきたと笑わせていました。もうひとりは篠笛演奏者
兼ドラマーという男性で、新潟は佐渡に居住しながら国内を演奏して廻ってい
るということでした。どこでどういう、つながりか知りませんが普段は別々で活
動しているそうです。また演奏がはじまりました。すると隣りに座っていたヤン
グパパが歌手に合わせて大きな声で唄いはじめたのです。びっくりしました。
周囲の大人も唄っています。そうして横に立っていた、こどもを高い高いを、
はじめました。「ぼよよん行進曲」という曲で会場では”ぼよよん”というところ
で一斉にこどもたちが高い高いをはじめたんです。いやあ、壮観でした。
場内でこどもたちが宙に舞うんです。こどもたちは大喜びでした。私たちの
時代は男は外で働いて、女性が子育てをという分業システムが確立されて
いたのですが、現代では両親がこどもの世話をするということが、当たり前
になったということを見せつけられました。そういえば、その後遺症でしょうか
こどもたちはカミサンにはなにかと話をしているようですが、小生はつんぼ
桟敷状態が継続中です。やっぱり接触頻度と関係があるようですな。最後に
レコード大賞を受賞したという「WOMAN」を唄い場内を痺れさせて、お決ま
りのアンコールなりディズニーの「星に願いを」を熱唱して幕となりました。騒
々しいと思っていたコンサートでしたが、子育てで奮戦するヤングカップルと
一緒に鑑賞したコンサートはとっても温かいものでした。子育てご苦労さん。
お迎えは どこから来るのと孫が聞く ぐっさんハイ
心温まる話: 6年まえ病気のため郵便局を退職して実家で養生していた。
そんなおり、妹が里帰りして出産した。”赤ちゃんは小さいな”というのが、姪
っ子との初対面の印象だった。お風呂にいれたり抱っこしてあげたり。仕事
を辞め、不安を抱えていた私にとって気が休まる時間となった。病気が治っ
たあとは警備や介護施設の契約社員として働いてきた。仕事が忙しく、埼玉
に暮らす姪っ子とも遊ぶ機会がなかった。正直、私のことは覚えていないと
思っていた。6月にはじめてボーナスをもらったので千円を姪っ子に送った
妹と姪っ子が帰宅したので彼女にお小遣いをあげようとしたら、”じいじに、
千円もらったから、いらない”と言ったという。とても喜んでいたという。姪っ
子の言葉に目頭が熱くなった。私を認めてくれたと思うとどんな辛い仕事で
も全力でやれる気がした。ボーナスの額は2万6千円。金額は少なくても
誇りに思う。明日も24時間勤務と残業がある。気合十分だ。 警備員(42)