また夢うつつの状態で「深夜便」を聴いていました。高橋由美子という甘った
るい声の持ち主がラジオで社会支援ボランティアと紹介されていました。東
ティモールでビジネスを展開中だと話していました。東ティモールといえば、
’02年5月に実効支配していたインドネシアから独立した国で、息子が国つ
くりの助っ人として汗を流していたこともあって興味深く聞き入ってしまいまし
た。で、その事業とはバングラディシュで流行っている低金利で貧しい人々へ
個人融資(マイクロクレジット)をすすめていくというものです。バングラでは

回収率が90%を超すのに対して東ティモールでは60%だとネアカに応えて
いました。あたしゃ、破綻するのでは、という思いながら聴いていたのですが
由美子さんは”ティモールではみんな知り合いなんです貧乏人もお金持ちも
失業中のひとも大臣も知り合いというか、ほとんど顔見知りという国柄です。
で、国内のどこへ行こうが、すぐわかるし、引っ掛けようと考えるひとはいま
せんから、すこし返済の時期がずれても回収できるんです”と平然と語って
ありましたね。しかもほかでは金利というか手数料は20%かかるものが、

高橋さんのカンパニーのクレジットは10%でもやっていけるといってありま
した。それは事務所やスタッフを置かず管理事務も自分のPCでやっており
クレジットの勧誘とか回収は3%のコミッションを支払うことで、だれでも賄え
ると話していました。ボランティアといえばなんでも只だと思われていますが、
最低限の利潤は確保するというやり方は、日本でも石巻の避難所での被災
者支援ボランティアとして活躍していることにも導入しており、その方法は、
避難所でも仕事をつくり仕事に打ち込むことで日々のやりがいを持つことが

必要だとの考えだそうです。つまり避難所で毎日、無味に過ごしてある方々
に仕事を持ち込んで、小遣い銭を稼いでもらうという喜ばれながら活性化に
もつながる方式はティモール仕込みだそうです。それにしても未知の国で事
業をはじめる豪胆さは私のような小心者には真似のできない大和なでしこ、
ですなあ。ご主人についていったティモールは治安のわるい、人心が荒廃し
てとてもビジネスなんか、、という固定概念を粉々にしてジパングでいう危な
っかしい「絆」がティモールでは生活の基盤になっていることを看破した高橋

さんというお方はあっぱれですなあ。もう、10年まえにもなるんですが東ティ
モールが独立した日でしたが現地から息子が”親父!今、ティモールが独立
した!大統領がそう宣言して国中が沸き立っている!”と興奮しながら電話
口でまくし立てていました。私の耳には爆竹みたいな騒音が聞こえてきました
ので”お祝いで爆竹かなんかを鳴らしているのか”と聞きましたら”いや爆竹
じゃなくて拳銃を空に向かって発砲している”というじゃありませんか。びっくり
しましたよ。工事現場に向かうときには襲われたときのために食料とかタバコ
を積んでいたという話が昨日のように思い出されました。
     
      イメージや固定概念に左右されず冷静に判断される
     高橋由美子さんにお会いしたい     ぐっさんハイ