’90年代”キンは100シャ!ギンも100シャ!”で一世を風靡したキンさん
ギンさんは全国各地の高齢者のアイドルとして、おふたりはその才能と元気
パワーを開花させ、テレビに出れば並みのタレント顔負けの活躍ぶりでした。
その双子姉妹の妹、ギンさんには夫・園次郎さんとの間に5人の娘をもうけ
次女・栄さんは3歳で病死したが、あとの4姉妹は元気旺盛で日々を謳歌し
ている。長女・年子さんが98歳を頭に4姉妹の年齢を合算すると372歳。
平均年齢は93歳ということになる。”キンさんギンさんブーム”から20年の

歳月を経て4姉妹は長寿に恵まれ、揃って腰も曲がらず総じていうなら、”チ
ャーミングで口の達者なおばあちゃん”健康そのもので、とにかく仲がいい。
そんな4姉妹はお互いを思いやり、切磋琢磨しながら「日々、これ好日」を、
見事に実現している。いったい何がこの姉妹たちの背中を押しているのか
その根源に思いを馳せると、そこには母・ギンさんの類稀ともいえる「教え」
があった。明治・大正・昭和・平成と4つの時代を生き抜いたギンさんは、数
々の名言を遺していた。その金言ならぬ「ギンさん語録」にはクスりと笑わせ

ときにはズシンと重みのあるセリフが光る。4姉妹は人生の節目節目でこの
「ギンさん語録」を思い出し、生きる糧としてきた。高齢化社会はこれから益
々拍車がかかるだろうが、手をこまねいているだけでは、あたら人生の時間
の無駄になる。ボケない病まない、甘えない、、。老いを迎える誰もが望む
この「三ない」を実践している4姉妹には母・ギンさんから受け継がれた”生き
る秘訣”が光る。大いに笑いながら人生の妙と生きるパワーをみつけていた
だけたらと思う」。最近出版された「ぎん言」という名の本からパクらせていた

だいたものですが、100年にも及んだ人生の機微、含蓄ある名言を出前
本舗にも登場していただこうと思っています。それにしても、昔のひとはお
ふたりに限らず貧しさに耐え、姑に耐え、因習に耐え、とにかく耐えっぱな
しの人生の中から自分を鍛えて自分のポジションを本能的に捉えて生きて
きたという思いがございます。昨今、アッと驚くような事件は、あたしにいわ
せると「叱れない親」と「個室」それに「テレビゲーム」など一般常識とはかけ
離れた衝動的な凶行はそんな環境のせいではないかと思っています。で、

文中、ニヤッとしたのは、あるテレビに出演したキンさんとギンさんに向かっ
て”今回の出演料は何に使いますか”という不躾な質問に”老後のためにた
くわえることにします、ハイ”とニコッともしないで応えて居合わせたひとたち
の笑いを誘っていましたが、まだまだ、これからだという意思の強さを感じ取
って、ひれ伏したくなりました。そういえば100歳を超えた日野原先生も110
歳までの予約ノートにスケジュールがビッシリ書き込まれているそうですよ。
あの、ひとを食うようなトークを拝聴していますとコッチが先に逝ってしまうよ
うなプレッシャーを感じてしまいました。いつまでもお元気で。
      夫婦はにゃあ カカア天下が一番だよ 亭主関白の
          家庭に福は宿らん  ご尤も 元亭主関白ぐっさんハイ