東日本大震災が2年目となり、その特集記事みたさに本屋に向かいました
ら本屋の親父が腕組みをしながら突っ立っていました。仕方なく2、3冊買い
ました。家に帰ってページをめくりましたら、大阪の若武者から”バカ雑誌!”
と罵倒された週刊誌に「大阪市バス運転手『給与4割カット』攻防」が載って
いました。大阪市のバス事業は604億円の累積赤字。それでいて運転手の
平均年収は739万円。民間の南海バスは441万円だからその差額は4割
なんだそうです。カットされる運ちゃんのひとりが”娘ふたりにピアノのレッスン
に通わせていて4割カットされたら、ほんまにやっていかれへんな”と浮世離
れしたような記事がありました。カットされる運ちゃんは一様に”ウチだけと、
ちゃうで、みな頭、抱えてるわ”と泣き言を並べたてていました。一方、年収
が4割も低い南海バスの運転手さんは”月に50~60時間残業して年収が
420万円。市バスの運転手が740万円も、もらっているとは、、。ウチなん
か役員も、そないもらっていませんわ、4割カット、、当たり前でっしゃろ”。
一様に甘えるのもいい加減にしろというのだ。そういえば歴史は繰り返すと
いう言葉の通り、昔の東京都もひどかったそうですね。えらい学者やマルチ
人間が都庁に乗り込んではみたものの組合活動に血道をあげる職員パワ
ーに阻まれて倒産寸前にまで追い込まれて、敬愛する頑固親父が登場して
バッサバッサと都庁の牢名主を退治した様は大阪の若武者とダブってしま
いますな。いまじゃ都庁の役人と聞いたら婚活でも一番人気だとか。大阪も
果たして首尾よく、MMKになるのかならないのか大阪の浮沈を賭けた戦い
に日本中の目が注がれています。さて、タイトルの「3・11」の紙面がなくなっ
てしまいましたが、「ポケットに札束400万円、両手に指輪ギラギラ。遺体の
教訓」というタイトルのページにはこんな記事が載っていました。「顔が赤黒く
鬱血し腫れ上がった男性。土砂を吸い気道内が泥だらけの女性。”どれも
凄惨な最期ですが、中にはいくつもの指輪をはめたり、多額の現金をポケッ
トに詰め込んだ、ご遺体もあり、、”と、しぼりだすような声で語るのは検死に
あたった医師。人間の業か多くの遺体が家に財産を取りに戻り、そのため
に津波に呑まれた現実を物語っていた。号泣する声が響き、嗚咽がもれる
安置所には夥しい数の遺体が並べられていた。”最初に安置所にはいった
ときのことは未だに忘れられません。さすがに、ここまで凄まじい数のご遺体
を目にしたのははじめての体験でした。普段、ご遺体を見慣れている私たち
でさえ絶句する現場だったのです。ご遺体の一体一体に番号がふられ写真
やメモ、などの記録を残す。まず着衣を脱がし性別や年齢のチェックを行う。
衣服のメーカーやサイズまで書き留め他の所持品も含め写真に収めます。
気温の低さから服やシャツを6、7枚も重ね着しているひとが多かったという。
鎮魂 こうして平凡な日々が過ごされるありがたさを噛み締めています。
大震災の夜中、大学から徒歩で帰宅する道すがら、とっくに閉店した
パン屋のおばちゃんが無料でパン配給していた。こんな喧噪のなかで
も自分にできること見つけて実践している人に感動。心温まった。東京
も捨てたもんじゃないな。 ホッとする光景 ぐっさんハイ