このところ北朝鮮は国家として機能しているのか気になるほど慶事三昧の日
々です。外国のメディアもその盛り上がりのために利用されています。それ
にしても、三代目の若さまの肩書きが大きくなること、あたしゃ、父上と同じ位
になるのかと思っていましたら、第一書記とか第一国防委員長など「第一」と
いう思いもしない肩書きになり、若さまだけでなくお付の連中も便乗するように
えらくなっています。つまり、若さまに権力をもたせることで、てめえたちも安泰
となる「金商店」つくりを急いでいるようにみえてしまいますね。しかし財政が、

悪化しているときに肩書きを乱発して社員のご機嫌をとることが一番安上が
りなんでしょうかね。軍事優先を父君から継承する軍人の胸にはズラッと勲
章がぶら下がっていて腰痛になるんじゃないか思うほど勲章だらけの軍服を
着こんでいて国家というより、てめえたちの存亡の危機に対して歓心を買うと
いうことは仕方がないのでしょうね。それでも毎日お祭りムードで690億円と
いう国民の1年間の食い扶持を一瞬にしてパーにした打ち上げなど平和ぼけ
した老兵にはトンと合点がいかないアクションが北朝鮮では展開されています

さてテポドン発射失敗で大騒ぎの14日の各紙の朝刊で興味深いと思った
のは、さすが日経ですな。一面は「大飯再稼動は妥当」という記事が踊って
いて北朝鮮の北の字もありませんでした。そうしてブン屋が呟いている「春 
秋」の中でこんな記事がありました。「満座のなかで大恥だー。名実ともに
北朝鮮の最高権力者になった三代目はきっと怒り心頭だろう。人工衛星と
称する長距離弾道ミサイルの打ち上げ失敗である。発射して間もなく爆発
空中分解して洋上に落ちたという。1ヶ月も前から日程を予告し、人々の目

を、うんと引きつけておいた揚げ句の不首尾だ。秒読みの段階のロケットを
外国メディアに公開。首都のホテルには大型スクーリン設置のプレスセンタ
ーまで設けたのにこの失態である(省略)」。まるで今回のドタバタ劇を予感
したような落ち着きようの報道ぶりにホッとするような思いでありました。それ
にしても三代目は面子丸つぶれになっただけでなく、おひとよしのアメリカか
らの食料援助もフイにしただけでなく国際社会の寄り合い所帯である国連の
安保理からは決議違反と金切り声をあげられるし踏んだり蹴ったり状態の、

中でピョンヤンの金商店の社員に向かって笑顔で応えなければならないとこ
ろは講談師みたいな口調でテレビの画面に向かってコメントする女子アナと
同じような安っぽい「演技」を感じますなあ。ところで金正恩閣下それに中国
の軍人さん、今回の発射失敗で国際社会の包囲網のすごさを痛感したこと
でしょう。平和ぼけの日本以外のアメリカ、韓国のセキュリティーガードの脅
威をみたことでしょう。いかなる軍事行動も筒抜けって、ことを今回の事件は
教えてくれましたね。アッそれから、プレスセンターでは公式の発表はなかっ
たと記者団が怒っていましたよ。
 愉快だったのは外国人メディアがピョンヤンの一般人に”今回の発射失敗
 をどう思いますか?”と訊ねたところ黙って下を向いてしまいました。監視兼
 通訳の男が”いいんだよ、遠慮なく意見をいいなさい”といったところ、その
 一般人は意を決したように”詳しいことは知らない、忙しくてそれどころでは
 なかった”とマイクに向かって、しゃべっていましたが、うっかり打ち上げに
 成功したら、金商店の社員や女子アナは”偉大なる首領さまのご威光です
 !”と歓喜の涙を流していったのでしょうかね。今度は成功した場面をみて
 みたいものですな(ちょっと、なんてこというのよ!)      ぐっさんハイ