ひさしぶりに孫がパキスタンから帰ってきました。いつものように
風呂屋に直行して食い放題の食材をつまみます。どんな食いものか
ら食べるのか興味がありました。孫の食べたいものは意外にも芋の
煮っころがしとか大根の煮付け、それにこんにゃくでした。私はハ
ンバーグとかピザなんかを真っ先に食べるのかと思いきや、ばあさ
んが食べるような、食材でした。”あんたは年寄りのごたるね”と
いいましたら”うんにゃ、向こうでは滅多に食べられないからまず
食べたと”といい一気に平らげて、次はフツーのこどもと同じよう
にファミレスで食べるような食材をパクついていました。ルンルン
気分で家に帰ってから、”おい、このまま、じーじの家に居らんか
毎日楽しゅうてヨカぞ”いいましたら、しばらく考えてから”パパ
やママが心配するけん帰らんばいかん”といいます。しばらくして
”バッテンじーじはヨカね。パパみたいに仕事に行かんでヨカね”
といいましたらカミサンが”あのね、じーじだって一生懸命働いと
ったとよ!”叱るようにいいました。しかしだね、生まれてからの
じーじといえば毎日どこにも行かんで孫の相手をすることしか記憶
にないんですからね。でもカミサンのフォローには見直しました。
さて、別にAV映画のタイトルではありませんが今日は近所に住む
孝行息子の話なんです。普段は本宅にあがり込んで話す機会がある
ときは、まず”線香をあげさせてください”とお母さんにお願いし
ます。毎月、お母さんの定期検診のときは嫁さんではなく必ず息子
さんが病院まで連れていきます。そんなときは帰宅時間にあわせて
お邪魔することもあります。ケータイのおかげでぴったり時間通り
にお会いすることができました。丁度、病院から戻ってみえたとき
に車の隣りの席にはお母さんが乗ってありました。あたしゃ車椅子
に乗せかえるときに大変だろうと思っていましたら案外、簡単に乗
せかえてありましたのでどうしてだろうと思っていましたらお母さん
の送り迎えのために助手席が移動する特別仕様の車に買い替えたと
いってありました。ふたりに続いて、家にはいりましたらスロープ
になった段差のない通路や手すりなど、退職金をはたいてリフォー
ムしたことが素人目にもかわかりました。お母さんはひとりでお住
まいなので退職を機会に一緒に住もうと何度もいっているそうです
が、頑としてひとり住まいにこだわってあるんです。そのお母さん
が目を細めながら”あたしね、お風呂には息子とはいるんです。嫁
もいるけど他人でしょ。だから遠慮がいらない息子とはいって洗っ
てもらうんです。それが楽しみなのよ”とうれしそうに話してあり
ました。親子断絶、無縁社会などと寒風が吹きすさぶ世相の中、家族
の絆のサンプルみたいな親子に乾杯!という思いをお訪ねするたびに
ポケット一杯にいただいています。アッ、それから90に近い高齢な
がらPCと格闘中とのことですが、先生は毎回ケアでお世話するひと
に、ひとつひとつ教えて下さるので楽しみだ、とも語ってありました
いつまでも自分で、限界という線を引かないでチャレンジするお姿は
輝いていました。
赤い糸 数年後には 蜘蛛の糸 インスタントコンビ ぐっさんハイ