先便ではこの物語で「黒田屋の火災事件」が契機となって日本の女性がノー
パンに別れを告げ、西洋文化を導入した忌々しい事件でこれを機に日本の
奥ゆかしい文化がまたひとつ姿を消しました。そんなことを出前で呟いてしま
いましたが、それにしてもこのドラマは前作の「「おひさま」は昭和の時代に生
きた人々の暮らしを通して幾多の教訓や家族の絆、世間とのつながりを教え
てくれました。それにしても面痒い台詞やシーンの連続で観ているコッチが、
照れ臭くなるようなドラマでした。それにくらべて今回のカーネーションは親友
であるはずの奈津とのトモダチ関係がまるで仇同士みたいな描写になって、
それもまたひととの付き合い方あり方だということを教えてくれたり親(善作)
が憎たらしいほどヒロイン(糸子)のまえに立ちふさがって邪魔をするような
描き方も前作と対照的ですね。それにしても、糸子には鬼のような親でも孫
は、可愛くて仕方がないという設定は異存がありませんな。孫にはめっぽう
弱いってえのはどちらさんも一緒じゃありませんか。しかし、昔はああいう物
分りのわるい親が定番でしたよ。今の親は物分りが良すぎて、その分こども
がモヤシみたいに貧弱になっているとあたしゃ、思いますがね。さて、主人公
は親のしごきに耐え、戦争という異常事態に負けず三女を設けます。結婚な
んか、どうでもいいといっていたヒロインに三人の女の子が生まれてくるという
設定にはすこし腑に落ちないところがありますが、まあ、いいでしょう。さて、
今回のヒロインは周囲の反対勢力にものともせず、立ち向かいことごとく道を
拓いていきますが、あたしゃ、東南アジアの女性とだぶってしまいます。あの
断られて元々のココロや周囲のことなんかお構いなしの猪突猛進ぶりは見事
に東南アジアの女性と一致していると思います。”元気をもらった”とか”絆を
感じる”なんて悠長なことを待ってはいられないというか、なにがあろうとも、
自分がしっかりしなくては、というおばさんがワンサカいるのが東南アジアで
はないかと私は、このヒロインをみるたびに思い起こします。そうえいばジパ
ングでも我々がガキのころは一杯存在していたような気がします。次女(直子
)が型破りのヤンチャぶりを発揮して、面倒をみてくれるところがなく、夫の実
家に預けて、年末の超多忙な時期をやりくりして迎えにいくシーンで糸子は、
直子に、むしゃぶりつくシーンがありましたが、忙しい親がこどもを、邪険にし
ているような素振りでも本当は気になって仕方がないという演出が涙を誘い
ました。それにしても次女の直子は自然体でしょうが大声で泣いたり、笑っ
たり、すばらしい出来栄えに、ありゃ主人公の糸さんも自然と愛情が生まれ
てきたのではないでしょうか。昔の母親は多産家族と貧困の中、必死でやり
くりしながら生きていたんですねえ。それにしても旦那の勝は金のわらじを
履いてでも探したい、すばらしい旦那ですねえ。あの俳優さんは駿河太郎と
いうんだそうですがイイ役者ですねえ。はじめてみる役者さんですが、あたし
が、おんなだったらほっとかないですよ。(と褒めまくっていましたら、とんでも
ない裏がみえましたね)。イイ役者といえば、漫才界の大御所お笑いの正司
照江も大阪の元気印のおばちゃんの代表みたいにコミカルに演じて、今流に
いえば、朝から元気を出前していただいていると思います。さて、戦争という
暗い時代に負けず、どんな展開になるのか「カーネーション」も目が離せない
逸品ですな。以上NHKの回し者みたいな口上でした。ジャンジャン。
怒らすな ママの怒りはパパにくる
恐妻家連合組合 顧問 ぐっさんハイ