ひさしぶりに在宅中でありましたのでテレビのSWを入れましたら福岡国際
マラソンが中継されていました。スタートしてしばらくしましたら川内選手は
先頭集団からすこし離された状態で、口を開け苦しそうに走っていました。
アナウンサーが”アッ、本命といわれた川内選手が脱落しそうです!”といい
解説の瀬古さんも”ああ、口を開けてあんな走りじゃダメです”と駄目押しし
ていました。先頭集団はアフリカ勢が圧倒的で、日本選手はついていくのが
精一杯という走りでした。あたしゃ、あきらめて他の番組をみてしまいました
マラソンが気になって、またチャンネルを切り替えましたら日本選手が競り
合っていました。そのひとりは口を開け脱落してしまったと思われた川内選
手でした。苦しそうな表情で走っていました。中継所では自分で調合したと
思われるドリンクを手際よく手にとって口にしたり、頭から被っていました。
36キロ過ぎで頭に水をかけ”よっしゃー!”と大声とともに猛スパート。歯を
食いしばり苦悶の表情を浮かべてもあきらめない走り。終盤には箱根駅伝
で「山の神」と呼ばれた、今井正人(27)=トヨタ自動車九州=をデッドヒート
の末に振り切り日本人として最高の3位でゴールに飛び込みました。全力を
使い果たした川内選手はそのまま転倒、ただちに係員に担がれて急造の簡
易ベッドに横たわっていました。おんぶにだっこのプロの選手たちはトレーナ
ーに抱きかかえられ、お抱えの栄養士のつくった食事を食べて、走ることが
仕事のプロといわずして、どんな形容があるのでしょうか。そんな選手たち
は、まだ余力があるように屈伸運動をしていました。市民ランナーの川内
選手はまさに全エネルギーを使い切った姿がそこにありました。しばらくして
何事もなかったかのように起き上がり”走り込みが足りていなかった。(福岡
国際は)東京マラソンで勝負するための練習だった”と今大会は勝負を度外
視し、来年2月26日の東京で五輪切符を狙う意向を示していました。素人の
私の目から見たら大健闘だったと思いますが、そこは真っ正直な青年らしく
”次の東京マラソンで決着をつける”と公言したのには驚いてしまいました。
ゲスの勘ぐりみたいですが、もし次のマラソンでだめだったら五輪切符はど
うなるのだろうと、思いましたが、自信があるのか納得がいかなかったのか、
次回で決着だなんてフツーなら中々口にはできない潔さでした。公務員らしく
年休をとって1日温泉で休養したあと公務についていました。仕事は、ある
高校の給食費の徴収だそうですが、モンスターペアレンツも彼にかかれば
給食費の滞納はできないのではないでしょうかね。自宅から駅まではトレー
ニング代わりにリュックを担いで走って行き帰りを旨として、専門家の手を
借ることもなく、家族の協力だけで、公務にも迷惑をかけないように気遣い
ながらロンドン行きをめざす好漢・川内選手に早くお嫁さんがきて協力の輪
に加わったという朗報を待っていますよ。川内君(あら、お母さんが笑った)。
雑草のような逞しさを装備し「根性」という言葉を
蘇らせてくれた 川内選手ありがとう ぐっさんハイ