韓流ブームみたいな盛り上がりの中、ケータイのカメラの餌食になったブー
タンの国王とお妃は11月20日、機上のひととなられました。いやぁ、ご苦
労さまでした。如何です?目の回るような日本の慌しさは。テレビの画面を
通して拝見した、お妃の容姿はお美しく気高く、気品にあふれていました。
でも心なしか、すこしやつれてお痩せになったような気がしました。ご夫妻
は来日されたあと息つく間もなく、宮中晩さん会へのご出席や慶応大学で
の名誉博士の称号授与、それに国会での演説もなさいました。日頃、野次
や怒号でうるさい国会も物見高いセンセ方のケータイのフラッシュの嵐にな
ったのでは、と心を痛めています。何しろ、来日されてうなぎのぼりの人気に
あやかろうと普段はサボり勝ちのセンセも大勢押しかけて盛況だったようで
すな。暇なテレビ局がいっていましたが、ご夫妻を追っかけた時間が399時
間。野田総理の動向を報じた時間が255時間だって。だれがウォッチしてた
んでしょうかね。それにしても陛下のパフォーマンスは見事なものでした。思
うに陛下のお人柄でもあると思いますがブータン国は前門にインド、後門に
は中国という大国と接し、なにかと気忙わな環境も無縁ではなさそうですね。
思えずにやっとしたのは”みなさんひとりひとりを抱きしめてキスをしたい、し
かし、ここでは王妃を代表にしたい”といわれて、堂々と新婦さんを抱きしめる
なんて、ぬけぬけとよくもまあ、という感じですが、まあ新婚さんですからね。
それから靖国神社ならぬ明治神宮や柔道の総本山である講道館の訪問な
ど東京での多忙なスケジュールをこなした後は、被災地の福島県相馬市の
小学校を訪問なさいました。迎えたこどもたちは”温かい手だった、記念にな
るから手を洗わないでおこう”とか”私をジッと見つめながら話してくれて嬉し
かった”とアイドルと接したような、はしゃぎようでした。災害地での巡礼のよう
なお姿で拝礼されたシーンには政治屋とか三流芸能人と違って感動しました。
福島から新幹線で東京にとんぼ返りをされ翌日には京都に向かわれました。
京都では強い雨の中、金閣寺を訪れ、一般拝観が始まる前の午前8時15分
ごろ到着、有馬住職らが出迎えられました。国王は紫、王妃は赤の和傘を差
して池のほとりに立ち、国王は英語で”とてもとても美しい”を連発。記念撮影
では両側に立った夫妻がそろって有馬住職に傘を差しかけて、ここでも気くば
りぶりを記者団に披露していました。ご夫妻は金閣に上り、仏像に手を合わ
せて参拝。平和を祈る鐘も突き、国王は”世界のどこかで戦争が起きている。
仏教の力で治まればいい”と口にされたそうです。さあ、韓流ブームが中だる
み状態ですし、ブータンブームが起こって、結構そんなことに影響される国民
性がありますからブータン詣が起こるんじゃありませんか。それにしても暗い
話ばっかのジパングに温かい話題を、茶の間に出前していただきありがとう
ございました。いつまでもお幸せに。(ちょっと、いつまでもは余計だわよ!
日本の新婚さんと違うんだから)。
本物の気くばりと慎み深さをお持ちの 陛下に
私は親しみを感じました 恐妻家協会 ぐっさんハイ