朝ドラ「カーネーション」で主人公の糸子がなにげなく新聞をみていたときに
「東京・黒田屋百貨店の火事」で和服を着ていたために逃げ遅れて犠牲に
なったことからヒントを得て、心斎橋の百貨店の店員も和服を着ていたこと
を確かめて、若い女の子がひとり乗り込んで支配人を実体験して制服の売
り込みに成功した、というストーリーがありました。物語ですから黒木屋とい
うことになっていますが実際には白木屋百貨店で起こった火災事故なんです
東京都中央区日本橋一丁目に存在し、かつて、日本を代表した百貨店の
ひとつなんだそうです。露天商の寅さんが”さあさあ、寄ってらっしゃい、みて
らっしゃい、よかったら買ってちょうだい、さてこの品は白木屋、黒木屋で買
ったら10本の指では買えない代物だ”といったかどうか知りませんが、高級
品を白木屋に例えていったのは間違いないほどデパートはハイクラスのひと
が行くという時代だったんですね。中々、庶民が足しげく行くようなところで
はなく、当時は珍しかったエレベーターに乗るときには履物を脱いで乗ろう
としたり”御代はいくら?”とお金を差し出そうとしたエピソードがあるぐらい
珍談奇談があったそうです。余談ついでにその百貨店は現在の(株)東急
百貨店として存続しており昭和42年に商号店名ともに「東急百貨店日本橋
店」へと改称したとHPにはありました。その後、売れ行き不振のため平成
11年1月31日に閉店し白木屋以来336年の永い歴史に幕を閉じたんだ
そうです。さて、その白木屋が昭和7年12月16日、大火が発生。日本初
の高層建築物の火災となり、日本の都市災害史に残る大火災のひとつに
数えられているそうです。実はこの大火災は日本女性のファッションを大き
く変えるきっかけになったことは、ごぞんじの方も多いと思いますが当時は
朝ドラをご覧になっている方は滑稽に思えるほど洋裁に対する思いという
のは宇宙人が街を歩いているような奇妙なそれで、それでいて憧れのファ
ッションだったみたいだそうで、数少ない洋行帰りの女性か、新しものが好
きなひとが誇らしげに着飾った時代だったんですねえ。そんな和服万能の
時代に起こった大火災ですから、多くの女性が助かる命を投げ打って、こ
れからという若い人生に別れを告げた悲しい事件だったそうです。つまり
ですな、下着を着用していなかったがための悲劇だったんだそうですよ。
当時のもようを生々しく語った一節がございますのでご覧ください。「ロープ
を伝って脱出している真下には大勢の野次馬がいた。当時の女性は和服
で長襦袢のためにズロース(パンツ)は穿いていない。一般的に女性がズ
ロースを着けるようになったのは終戦後のことであり、当時は和装の女性
が下着を着用することはなかった。命が掛かっていても、女性の恥じらい
を重んじた女性店員達はロープから手を離してまでも裾を押さえた。この
火災の報道は写真も含めて世界中に配信され、特に欧米諸国では女性の
恥じらいを重んじて死んでいった女性店員への同情と涙を誘った。その後
白木屋は女性店員にはズロースを穿くことを義務付け、翌年には和服から
洋装を奨励した」。ま、このような事件が発端となり女性がズ、、を着用する
ようになったそうです。もっとも、通にいわせると和服で下着を着けると身体
の線が崩れると、いまだに無防備のスリルを味わうご夫人がいらっしゃる
とか(だれですか、和服姿の女性の腰をジーッと見詰めるのは)。
 用心棒のボディーガードで今回、野田内閣で重要ポストに就かれ方が国会
 答弁でスマートフォン(多機能携帯電話)の不正アクセスなどの対応遅れを
 ”ノーズロ(ノーズロース)”と指摘したことを品位を欠くとして山岡国家公安
 委員長を注意したことを明らかにした。山岡氏は「無防備」の意味で使った
 とみられる、とある新聞にありましたが、山岡センセもかなりお年のようで。       
                                     ぐっさんハイ