なんどかお話したことがありますが、今回は社交ダンスの競技会のようすを
出前させていただきます。佐賀県主催の「健康ダンスの集い」が佐賀の公共
施設で行われましたので覗きました。東北、関東の大災害の16日後でした
から開催されるのか心配していましたが予定通りだということでしたので会場
に急ぎました。私が着いたころには、もう競技がはじまっていました。いつも
なら熱気ムンムンの会場なんですが、調子抜けするぐらい閑散としていまし
た。そりゃそうですよね、同じ列島の東のほうでは生死が不明な被災者が
まだ万単位でいらっしゃるわけですから意気があがるはずがありません。
おまけに当日の最高気温が10度と肌寒く暖房もはいっていなかったため
寒々としていました。それでも競技がすすむにつれて親類縁者をはじめダ
ンスクラブのメンバーが”18番!110番!119番!”と青果市場のような
掛け声というか声援を送っていきますと出場選手たちも段々いつもの競技
会のように熱をおびてきます。午前中がラテンの部でしたから、女性は薄
い布地のふくよかな身体の線が丸見えの状態で、情熱的な踊りですから、
若い選手には好からぬことを連想するようなナイスバディをくねらせて会場
の男性どもを圧倒します。年配のおばさんも、負けじともろ肌を披露します
が、トドのような姿は、ここだけの話、みなかったことにしてほしいというココ
ロです。それにしても、どうしてあんなにリズミカルに身体が動くのか特に
上位のレベルのクラスには「学連」と称する大学生の選手諸君が大勢出場
しその演技は、ワンダフルのひと言に尽きます。昔、学連だった紳士淑女も
ときの流れには逆らえず足が攣ってリタイヤするひともありました。優勝者
はやっぱり学連の選手でした。もっともレベルによって参加資格が異なりま
すから年配のカップルはシニアクラスで腕前を競います。社交ダンスの入門
クラスは幼稚園のお遊戯みたいに、ほほえましい演技が続き、私に勇気と
希望を与えてくれます。でも私はそんな方々にも遠く及ばない駆け出しです
から尊敬の眼差しで観戦させていただきます。私がときどき顔を出す施設
で踊っているカップルが選手として出場していましたので声を嗄らして応援
しましたらシニアの部でベスト4にはいったと笑顔で応えてくれました。普段
みたことのない笑顔で演じていました。午後はモダンの部となり、いつもの
ように集団見合いのような雰囲気になってまいりました。とにかく出場選手
が300名ぐらいにもなるんですから、いやがおうにも華やいでまいります。
こちらのコースはモダンの部といってワルツとかタンゴなど男性は燕尾服を
着た手品師みたいな格好で登場します。レディーは艶やかなドレスに身を
包みパーマ屋に行ってきたばかりのような紳士淑女が集結しますから見方
によっては集団見合いみたいな雰囲気が会場にあふれます。まあ、競技は
ともかく参加することに意義あり、という方も見受けられます(3月28日)。