震災後、4ヶ月以上になりますが電力供給はかなりダメージがあります。これ
から猛暑を迎える時期になってきますから、より深刻です。原発の割合が30
%占めていました。これをやめるといっても簡単ではありません。このエネル
ギーを失うことでGDPで2%ダウンさせることになります。さきほどから話して
いるようにダメージだけでなく産業の空洞化が心配されます。そのうえ40%
と高いままの法人税、それにコストに関わる電気代が異常に高い今、民間
企業の21%は海外に行かざるをえないと考えています。経営者の40%は
海外に移転せざるをえないと考えています。これをもってしても空洞化は避
けられないと思ってしまいます。確かに原発はないほうがいい。しかし現実
問題として、すぐなくなったら、かなりのダメージが残ります。ですから10年
後はどこまで、20年後にゼロにするという計画を立てる必要があります。
今、日本には54基の原発があります(耐用年数が40年といわれると、あと
20年が平均寿命)が、その間、他のクリーンエネルギーを育てる必要があ
ります。エネルギーに掛かるお金が1兆円だといわれていますが、アメリカ
の宇宙開発NASAに掛けるお金が2兆円といわれています(ヘーッという声
)。如何に宇宙に掛けるお金が巨額かということが、おわかりいただけると
思います。逆にいえば日本のエネルギー政策は思い切ったやり方で変化す
ることが可能であるということを暗示しています。みなさんはご存知の方は
少ないと思いますが小泉内閣のときに電力の自由化ということに取り組んだ
ことがあります。しかし当時、東京電力は猛反対しました。送電は(東電が)
独占。配電は自由化ということは渋々内諾しましたが、それでは意味があり
ません。フランスのように送電も自由化しないと本当の意味での自由化とは
なりません。今、六本木の森ビル(六本木ヒルズ)が満室で予約待ちという
のは自家発電を備えているからなんです。話はかわりますが地球には、
60億人は暮らしています。そのうち27億人はマーケットの対象人口です。
新しい技術で劇的にライフスタイルやビジネスタイルが変化しています。例
えばブラジル銀行の東京支店のオペレーターは東京にはいません(ヘーッ
という声)。本店のリオで仕事をしています。それはデジタル化(数字化)に
よってインターネット方式で居ながらにして遠隔地と臨場感のあるアクション
が可能になりました。日本では沖縄がそういった基地になっています。これ
によってなにが起こるか、それはフラット化です。具体的には賃金が日本
では安くなるということです。生産ベースだけでなくビジネスの面でも起こり
得るということなんです。逆に東京やNYに住む人は80%がクリエイティブ
なひと。あるいはスパイシーな地帯となり高額所得者が住むエリアとなりえ
ます。あるいは単純作業で汗する国が突然、チエの出る国に変身する可能
性が出てきたということも暗示しています。今のインドがそれに当てはまると
思います。話は元に戻りますが後藤新平は復興のメドが立ったとしてわず
か4ヶ月でやめました、そうして本を書きました。その内容は関東大震災で
は世界中から大いに助けられた。後世のひとはその恩を忘れることなく恩
返しをせよという内容を書き残しました。ちょっと大袈裟ですが今回の震災
では最貧国スーダンより助けられました。日頃から国際社会への貢献とか
日本にたいする期待が今回の災害によって顕在化したのも事実なんです。
               平蔵節に場内は酔ってまいりました ぐっさんハイ