朝ドラ「おひさま」の視聴率がうなぎのぼりです。最近の調査(8月3日現在)
では23.3%と断然トップ。以前は拮抗していた、大河ドラマ「お江」の18.
6%と大きく水をあけています。いつでしたかね、陽子(井上真央)は日向子
が夜中、泣いて一生懸命あやしているシーンをみていた徳子(樋口可南子)
が”困った子だねえ、お母さんが”泣かないで”っていってるけど、わかっち
ゃいないんだね、赤ちゃんはね、泣くのが仕事なんだよねえ、泣きながら
大きくなるんだよねえ”と孫に語りかけるように呟きます。それを聞いた陽子
は、またいつものように”すみません”をくりかえします。すると徳子が”また
謝る、あたしゃ、あんたの母親だろう、心配するのは当たり前だ、それにね、
迷惑なんかじゃないよ、甘えりゃいいんだい。堂々と泣かせりゃいいんだよ”
といいます。そんなやりとりのせいか知りませんが、職場で日向子が泣いて
身を削るような思いもいくらか軽くなるような気がしていきます。と、この「おひ
さま」ってえドラマは昭和初期の礼儀とかマナーなど、だけでなく子育ての
応援歌みたいなシーンもあって現在の荒んだ世相を正すような意気込みを
感じさせますねえ。荒んだ世相といえば此間、A紙にこんな投書が載ってい
ました。「先日、ある研修会に出席したときのこと、ひとりの驚くような事実を
聞かされた。その方の近くの小学校では給食の時間、配膳が終わるとピー
ッと笛の合図で”頂きます!”を言わないまま食事がはじまるというのだ。
太鼓のドンの合図の教室もあるという。こうなった理由は、給食費を徴収す
るようになったとき、ある親から”お金を払ったというのに、頂きますと言う
のはおかしい”とクレームがあったためだという。こんな意見がまかり通る
ことにあきれ返った。こんな意見をいう親もおかしいし、このクレームを簡
単に応じた学校側の対応もおかしい。食前の”頂きます”、食後の”ご馳走
さま”は食事がいただけることに対しての感謝である。お金を払うか払わ
ないかには関係なく、言うのは当然である」と68歳の男性の方からのご意
見なんですが、お米は田おこしに始まり、苗代をつくり、草取り、稲刈り、脱
穀など数ヶ月の長い年月と多くの工程を経て頂けると私は教わってきた。
お膳にある食材のすべての恵みを感謝しての言葉のはずではないだろうか
とも書き添えてありました。昨今のわけのわからないバカ親といい点数さえ、
あげりゃいいという学校側のセコイ意図がミエミエで、あたしゃカーッとなって
しまいました。さて苦口を買って人気沸騰の徳子vs陽子の嫁、姑の争いなど
今のたるんだ世相に渇を入れるような展開に目が離せませんな。アッ、荒ん
だ世相といえば昨年の7月30日大阪のマンションで長期間、食べ物を与えら
れずに餓死させられた、幼児ふたりが発見され全国に衝撃を与えた事件が
ありました。対策として児童相談所では緊急を要するケースと感じたら消防局
に出動を要請するようになったと報道されていましたが、なんだかすっきりし
ませんな。本当は我々がもうすこし周囲に気を配るというか、気軽に声を掛
け合う世相になればいいと思うんですがねえ。アッそれと徳子さんみたいな
理解のあるひとに出会わなくても、腹を痛めて産んだ我が子を、だれがなん
といおうと自分が守るんだという開き直りがありゃあ、こどもは助かると思う
んだがねえ。ウチじゃさ、こどもたちは真っ先にカミサンに相談するし、気遣
いしてるんだ。あたしゃ身体を張って育ててくれた恩返しだと思ってるんだ。
     いやな顔、知らんぷりをされても「あいさつおじさん」と
     いわれるよう意地を張っている      ぐっさんハイ