ある殺虫剤のCMで、大阪のおばちゃんたちに対抗して”なんでバスに乗りな
がら殺虫剤もってんやろ”と奇抜なひとりよがりと思われる喜劇人・松本人志
がメガホンをとった映画「さや侍」の主役を演じた野見隆明さんが今日の主人
公です。私は松本人志が、あの頼りない主人公だとばかり思っていましたが
フジテレビ系で放送されたバラエティ番組働くおっさん人形』や働くおっさ
ん劇場』に出演。特に『おっさん劇場』では一番注目され、そこで「さや侍」の
主演・野見勘十郎役に抜擢されたというもの。この野見さんの経歴をみると
”中華料理師を30年くらいやって、あとは画商にバーテンダーとかね”。”今
は吉本興業で畑をつくっています”という堅気のひとなんです。その一般人が
松本氏のメガネにかなってこの映画に出演することになったそうです。で、
この物語とはある出来事により、侍として戦うことをやめ、刀を捨てた野見
勘十郎、そんな父に対し、娘(熊田聖亜)は反発していた。2人はあてもなく
旅をしていたのだが、無断で脱藩した勘十郎には懸賞金がかけられており、
とうとう捕まってしまう。しかし、奇人として世間では有名な殿様から「30日
の業」に成功したら、無罪にするといわれ、”ふすま破り、鉄砲の弾、大ダコ
との格闘など、、この大ダコとの格闘は大変で吸盤が張り付いたんで食って
やった(笑い)。ふすま破りは手を使わないでやってくれといわれ、おでこで
ぶっつかり何度もこけました(笑い)。蛇にもかまれたけど最後は結んで
やった(笑い)、人間大砲は結構飛びましたよね、でもあれは怖かった”と
ひとを食ったような野見さん。カットされたものをあわせると100個もあった
という。”台本なし、演技指導もなく、エキストラだと思いながらやった。ライ
トがまぶしいくらいに当たったり、セットの豪華さにちょっとヘンだなとは思
いましたが完成まで(主役とは)知りませんでした”。”最初にオファーがあっ
たときはDVDの撮影と聞いていましたが、それ以上はなにも。まさか主役
とは思いませんでした”とは野見さんの弁。年は54歳。独身で吉永小百合
のファン、そのくせモーニング娘の追っかけと、煮え切らない性格の持ち主
結婚しない理由は”忙しいから”だそうで、モテないとは口が裂けてもいいた
くない根性の主。撮影中は普段、すきっ腹を抱えている習性から弁当を食
べ過ぎて激太になったとか。でも、撮影中は毎日8キロくらい走って体調に
は気を配りながら弁当と格闘したという根性もち。が、しかし画面からも異
臭が臭ってくるような侍姿では婚期がまた遅れるのではと思うほど見事な
冴えない役者ぶりでありました。おなじく、どことなく薄汚い感じの松本曰く
”野見はスーパー素人だ”という、その素顔は松本も一目を置くほどの規格
外だったとか。最後に野見さんの夢は”パスポートを、もっているから海外
のレッドカーペットを1回でいいから歩いてみたい”と黄色い歯をむき出しに
して笑った。とはあっぱれな根性の持ち主!
     学歴がない モテない 銭がないとか、そんなの
          クソ食らえ人生の野見隆明さんに乾杯! ぐっさんハイ