マリリンの日本真珠/ミキモトの2本のネックレス、その2


さて、マトバ真珠宝石店のHPにはマリリン2月1日来店との記載がされていますが、残念ながらそれは単に来日した日に過ぎません。


前述の通りその日は17:38羽田に着いて、小一時間立ち往生の後に、ノロノロの渋滞移動。ようやく辿り着いた帝国ホテルは外も中もマリリン目当ての大勢の人だかりで身動きが取れずに何とか部屋へ逃げ入った日なのであり、帝国ホテルから歩いて5分ほどの日活国際会館地下ショップアーケ-ドとは言え、恐らく最速最短に見積もっても20時頃で既にマトバは営業時間外だったでしょう。ましてこの日にマリリンがホテルから外へ出るなんて論外の絶対無理ィっ!で明らかな誤り。


マリリンは当時価格22万円(1ドル360円の固定為替相場時代の現在なら百数十万位)の真珠のネックレスを自腹で購入しているとされますが、

いくら人気スターのマリリンでも、この時には実はまだFOXの隷属契約下で薄給の新人のうえ、大物プロデューサーのザナック(前述)との確執から出演停止に給料の支払い停止を受けていて決して懐具合は好くなかった訳で。

なのに高価な装飾品購入?ってのは、


米軍慰問決定で得る事の決まった結構な額の報酬/思わぬ臨時収入と、
ならその記念に残るトロフィーに、軍/USOのメダルよりも大粒の真珠の方が女優/女には相応しいと考えても自然ではなかろうかw。


ところで、ここで一旦ちょっと話が飛んで余談、マリリンが韓国USOステージで左手に着けていたブレスレットなのですが、
ひょっとしてこれってこの真珠のネックレスなんじゃないのか?
やってみてください、人の手首周りの×2はだいたいその人の首回りなんです。
マリリンはこの真珠のネックレスを二重巻きにしてブレスレットにしていたのかもォ(マリリンの自由なファッションセンスはやはりディマジオにプレゼントされた方をアンクレット使いなんて話も真実性を帯びるw)なんて、オイラ一時考えたのですがぁw。
けれども、実はこれは玉も不揃いの留め具から1珠ぶら下がっているデザインで全く異り!やっぱりこれは別物のイミテーションパールのブレスレットと判明しましたぁw!。

イメージ 1


さて、来日会見時に付けていたものとは異なるもう1本のパールネックレス。


それはディマジオから贈られた物よりもだいぶ大きなサイズの真珠であり、
韓国でのステージ上ではディマジオとの結婚指輪も外し(例外あり)


もう7ヶ月後に迫っていたディマジオとの離婚裁判時に身に着けていた真珠のネックレスは、
イメージ 13

オイラ思うにマトバの真珠ではないだろうかと考えるのですが。

イメージ 2

ディマジオのプレゼントを上回る大粒の、自力で買った高価な真珠、
もう貴方の庇護が無くっても私は自分でやっていける・・・


自立できる自信の証/誇り?


マリリンの「このネックレスを見ると、幸せだった日々を思い出す」ってのは、言われているようなディマジオとの新婚ラブラブの日々ではなく、

この新婚旅行中に経験した諸々、
特に韓国慰問での自身(自信)の開花/自立のことを指しているのだと思う!



そんな大切なアイデンティティー象徴の真珠のネックレスですが、マリリンは死期を悟りでもしたのか、何故かこれを死の1年前に、演技指導者で親友PAULA STRASBERG/ポーラ・ストラスバーグに譲ってしまっています。


~で、それを、その娘SUSAN/スーザン・ストラスバーグが1998年に売却、オークションで競売され、ミキモト/現地法人ミキモトアメリカが1370万円で落札買い戻して、現在も所蔵と相成るわけです。



ミキモトがこのマリリンネックレスに添える写真は、

大概この新婚旅行時とされちゃっていたりする写真なのですが~、

イメージ 3

実はこれも誤りで、

帰国後の「7年目の浮気」撮影期間中に、ロサンゼルス空港で撮られたもの。挙げた左手と反対の、右手が手にしているのはその台本なのですよ!

イメージ 11

マリリンとディマジオと一緒に、このネックレスがハッキリと写っている写真で一番インパクトあるのがきっと是しか無いからで、
敢えてそんな注釈を入れないのは、
ロマンチックな(ブライダル記念的にも売れる)セールスアピールにもこっちの方が都合が良いってな確信犯でしょうw。


ロサンゼルス空港でのネックレスが目立つ写真、

イメージ 4

こっちの写真はマリリンがサングラス掛けちゃってるしねぇ、

イメージ 5


まさかまだ本当に、ミキモトや、これら宝飾品店の関係者らが、
2本とか、由来/マリリンの想い入れとかに、まさか気付いていないなんてこたぁないよなぁ~?

NHKやらマリリンの来日をネタにした番組/特番とかでも、誰もどこも取り上げず気付いていない呈ってのは、オイラはミキモトとウエダジュエラーさんへの配慮/忖度かなんて勘ぐってもみるけどw、実際本当に気付いていないのかも~?


注意;日本ハネムーンで得たマリリンの真珠ネックレスが1本じゃなくて実は2本在るせいなのか、直しでも入ったのか?このネックレスの玉の数は44玉と39玉と情報は錯綜、多々矛盾が在ります。
ウエダジュエリーのが51玉?小粒だし、それとも44玉?マトバのが44玉って記載もまま在るが、
今はミキモトアメリカ所蔵となったそれは、何度も数えたが39玉でありっ!傷が酷くなったり欠けたりした珠を間引き修理したとか?
情報が纏まらないのは元ネタが実は2本あるからじゃないの?


さて今、セールスコピーを謳うならば、


男性が愛する女に、もし万一この先に分かれるようなことになろうとも生涯貴女を愛し続ける!ってな強い覚悟/愛を示し贈るならば、ウエダジュエリーのミキモトの真珠ネックレス


自立した女性が自分への御褒美や意気込みで購入するなら、またそんな女性に対し男性が贈るには、又は上司や会社/企業が賞与として贈るならば、マトバのミキモト真珠ネックレス。


その両方の意で贈るとか、それ以外で広くマリリンリスペクトならばミキモト本店の真珠ネックレス。


~で、丸く収めてはどうかw?


ミキモトは『マリリンモンローコレクション』パールチョーカーとしてこのデザインとケースを2000年に限定で復刻販売しています。50粒(どうしてそうなるの?)+MM刻印ビーズ、もう全然オリジナルに似てないのに100万円と50万円の2タイプ、


2タイプって言やぁ、

ディマジオがマリリンへ贈った細い方の真珠ネックレスの行方は、いったい今いずこに??
ディマジオと離婚早々にでも手放してしまったのか、今やもう何の情報も見付からない・・・
新発見!って、この先々陽の目を見る日は果たして訪れるのだろうか?


※追記:
30. 匿名;野球スター、ディマジオと新婚旅行で東京に来たとき、泊まってた帝国ホテルからおしのびで日活ホテル(現ペニンシュラの場所)の宝飾店に1人でやって来て、ディマジオの時計を購入した。代金はマリリンの真珠。このエピソードがしおらしくて好きです。”
って、この話のネタ元根拠まではまだ確認出来ず不明なのだが、コレって結構信憑性があるのではないか?
マリリンが1人でってのは、ジーンが通訳か御付きの人って勘違いされてる通説の所為で無視され数えられなかっただけとして~、
マリリンが自分のお金でマトバで大粒の真珠を新たに購入後、ディマジオから贈られたサイズが小さく首に食込み気味だったパールネックレスの方は下取りか換金して貰い、それでディマジオへの贈り物として同じ国際会館地下二階の日比谷パークビル商店街の時計店で新夫の腕時計を買った!?
但し福岡国際ホテルにて小粒ネックレスをアンクレットにしていたなんてな不確かながら情報もあり、帰国前の帝国ホテル再宿泊期間の出来事だったのかも知れません。
2/23日の帰国時の画像と動画のディマジオの左手はコートを抱えていて腕時計が見えるものがない。この時に腕時計が変わっていたなら明白だったのだが(伊丹空港で撮られた写真では2/2日の帝国ホテル記者会見時と同じ白文字盤の腕時計をディマジオは着けているように見える)、情報求むっ!
兎に角だとするならば2/2日の帝国ホテル記者会見時にマリリンが着けていた細いの方のネックレスはまだ日本国内に在る可能性も高まりはするが、日比谷パークビル商店街は当時タックスフリーの外国人向け高級商店街であり、やはり海外流出してしまったか?
そしてその謂れは伝えられること無く行方不明/もし見付かったとしてもその証明は困難なのではないだろうか・・・
どの道、行方知れずか。残念っ!



この日本で手に入れた、マリリンの二本の真珠のネックレス。


日本でも、世界でも、マリリンファンにとっては、

今もまるで当たり前と言わんばかりに罷り通っている誤った情報を糺し!
マリリンのこの真珠ネックレスへの想いの本心/真意を正確に伝え、

もっともっと有名な伝説/エピソードとして、語り継がれるべき事象/事柄だとオイラは思うっ!!



ウエダジュエラー/ミキモト

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8




マトバ/ミキモト

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 12




ミキモトのポスター(マトバ)

イメージ 14

💛