「 4次元奏法」なんて偉そうな事を言ってきましたが、達人の方々は普通に時間の流れを身にまとって、「音で音楽を描く」事が当たり前になっている。


 「いけてる」演奏の魅力が何か、「正確さ」だとか「音程」だとかそういう「俗っぽい」事を言っているうちは2次元、3次元の域から出られない。


 僕は何十年も悪い意味、こんな音楽の見方ばかりやってきたんだけど、今は演奏する時、見えない時間軸を少しだけ感じている。


 きっかけはこれ「A we」体験。宇宙や自然に畏敬の念を持った。止まっている空間に時間軸の流れを感じる。


 最初からそんなの無理なので、先ずは目に見えるものから。


「シリンクス」を吹いている窓の外に雪解け水が流れている。ここに色のついた筆で彩色する感じかな?


 ある時は筆から絵の具を落とし、ある時は筆を洗うように。


 透明な水は一定の時間軸で流れていく。音楽は自分で時間を流すのではなく、流れる時間に描く。空間に描くのではなく時間に描く。





 


 



フルートの上達も人生経験が後押ししてくれるんだ。朝練開始。