新年あけましておめでとうございます。今年も当フルートのブログをよろしくお願いします。といっても自分の記録として書いてるので。
 さてあっという間に月日は流れるもので設定した2020年8月23日(日)14:00開演のソロコンサートまで600日を切りました。元旦の日から数えて600日というのも何かキリの良い日数で嬉しくなっています。
 最近のグッドなインスピレーション
 1 今更ながら舌の力を抜くために「Fuuu」というのが基本で息の出口は「e」の形。つまり「Fue」(笛)わかりやすい(嬉)
 2 ALT・・・アンダーロートゥース、舌は上の歯の裏と長い間思っていたのですが・・・・(それも間違いではない)
 3 疲れるのは唇ではなく、舌および舌根
 4 フルートはメンタルが大事、集中の方法として残響を聴けているか
 5 100m走のアスリートが「あと何秒で9秒台」みたいにはっきりした目標を立てることがフルート学習者にできないものか。そのヒントは「お化粧」。いかに落ち着いて自分の音を「観る」ことができるか。お化粧は走り回ってはしないです。でも慣れてくると電車の中でもできるようになるらしい(やめましょう)フルートの練習ではまず残響を聴くこと、音のしっぽがなくなるまで聴くことが大切。それができるのは一番良いのはロングトーン。そして短い音なら残響。
 


落ち着いた気持ちでキーオイル♪
念のため拭き取りはエチルアルコール

 難しいソナタや速いパッセージにフェルマータを自主的にかけて舌の位置やエアーの流れを確認します。同時にフレージングも確認できるのでこれは良かった。
 
 昨年の特筆すべき出来事は、なんといっても曽根亮一先生の門下生の方々と一緒に演奏したことです。高校3年間曽根先生にお世話になっておきながら、大学が関東圏だったのと、卒業後、すぐに就職したのであいさつにも伺えなかった。(何と失礼な)音楽を人生の傍らに置いて勉強する人はこんなことではいけません、という悪い見本です。
 
 さて今のところ音階練習やアルペジオ、バッハやエチュードなどの毎日練習の時間確保にはそこそこ満足しています。フルートを勉強する人の多くが「練習しても急には上手くならない」と感じているように、上達とは練習するから上手なるものではない、そう思うのです。言い換えれば宝探しが来る日も来る日もトレジャーハンティングをする中で、時々宝物を発見して次のステージに進む様なものかと思います。
 
 このブログではそういった「お宝」を「インスピレーション」と記しました。
 そしてインスピレーションはもらうものでなく、自分の中にもともとあるものだということも気づき始めたので、それはいい発見でした。良い先生から習うのでなく、良い先生は自分の中にあるインスピレーションに光をあててくださる、吹奏楽の指導やフルートの指導をするときにはそういう先生にならなければと。
 
 毎日練習をする中での課題はどんどん変わっていきますが、フルートの低音やタンギングの方法などは多くの方の共通した課題ではないでしょうか。
 そんな課題追及をする中で幸いなことに有益な情報が簡単に手に入る時代になっています。もちろん有益か有害かを見極めることは初心者には難しいのでそこはやはりある程度の経験年数が必要です。
 先日「ALT」「AICO」などという単語を見つけました。トランペットの技術サイトです。これは面白かった。舌の使い方なくしてアンブシュアは語れない、息のコントロールに至るまで舌の使い方が重要、などけっこう目からウロコの話です。
 フルートのタンギングに関しては指南書にも書かれていますが、実際にどうやっているのかは目に見えないだけに、指導者も悩むところです。「ALT」これは一つのヒントになりました。要は美しく、なおかつ自由にアタックができればよいのです。
 お正月あけの今日、この週末にまたしっかりと練習時間がとれる幸せを味わっています。今日は音階練習、アルペジオのあとに何曲かソロの曲、そしてフルートフェスティバルの曲をyoutubeで聴こうと思います。