かつての体育系の指導者はスパルタで、それに疑問を感じてはいなかった。
考え方ややり方が一つしかないと、ついつい、それを受け入れてしまう。
というか!
一つしかないと、受け入れるしかない。
やがて暴力的なやり方に魅力を感じなくなって、スパルタが成功してるのか疑問に感じはじめると、日本人は自然に反対方向を向き始めて、長島茂男のプラス思考が受け皿になって、長嶋監督は再評価されている。
日本人は常に、場の空気を読んでいる。
そして日本は、常に何らかの合意が存在する国で。
日本人の物分かりの良さも、それらは流れに流される従属性に起因している。
スパルタに「間違ってない?」と疑問を感じて、流れに逆らっても無力感を感じるだけで、なにも変わらない。
日本は、変わらない国、変われない国だけど、変わる時は一気に変わってしまう。
日本人は自分だけ置いてかれることを恐れている。
日本人は[破壊があって創造がある]そんな思考力が弱いのは、流れに逆らえないからで。
しかし!
変わる時は一気に変わってしまう。
現在[チャットGPT]との開発競争が激化している。
日本のIT企業もまきこんで、いよいよ流れは激しくなっている。
教育では「教科書は正しい。」と教えるのではなく「教科書を書き換える子を育てる。」と教育方針や判断基準を変えれば良いだけかも知れない。
変わる時は一気に変わってしまう。
日本人の方向転換は「場の空気が変わる。」そんな表面的な現象だけで良いのかも知れない。
日本人は流れに流されやすい。
それを欠点と見ないで、長所として見れば、長所として利用できるのかも知れない。
まず!
「空気が変わる。」そんな表面的な現象があって。
日本人の考えるスイッチは。
「もう皆、出発したよ。」
「置いていかれるよ。」と言えば良い。
そして空気が変わると。
なんとか、ついていこうとして違う考え方や、やり方でも従っているうちに、理解力が機能し始める。
思考力のスイッチが入る。
日本人の従属性を欠点ではなく長所だと思えば良いのかも知れない。
欧米人は正しい説明をする[チャットGPT]しか価値を認めないのかも知れない。
しかし!
王貞治は変なことをして成功しているし、フレミングは、ずぼらで偶然ペニシリンを発見している。
破壊から創造は!
変なことをする、欠点からもイノベーションは生まれている。
もちろん王貞治もフレミングも才能のある人物だけど、しかし!変なことをしたり、偶然は才能ではない。
そんな[コロンブスの卵]のような、才能を必要としない、そして努力も必要としない、誰でもできるやり方は最高の答えなのに、日本の教育からは生まれてこない。
しかも!
「その学者は奇人変人なんだ。」と言えば、もうそれ以上の説明も、いらないのに。
[コロンブスの卵]は、常識外れなものの中から見つけ出す。
その一方で⁉
コンピューターは進化して、記憶力とか模範解答を速答する能力は、すでに人を凌駕している。
そして正しい説明をする[チャットGPT]にしか価値を感じない。
だからこそ!
欠点・欠陥や表面的な現象に影響されてしまったり。
どうみても欠点としか思えない。
そんな欠点さえも価値あるものに変えてしまう、人の知能からイノベーションが生まれている現実を再認識することになるのかも知れない。