「ジョン・フォン・ノイマン」で検索すると。
ハンガリー出身のアメリカ合衆国の数学者。数学・物理学・工学・計算機科学・経済学・気象学・心理学・政治学に影響を与えた20世紀科学史における最重要人物の一人とされ、特に原子爆弾やコンピュータの開発への関与でも知られる。
ノイマンは驚異的な計算力と七カ国語も八か国語も話せる記憶力の持ち主だったらしい。
ただ!
天才的なノイマンよりも、計算力や記憶力はコンピューターの方が優れている。
もう計算力や記憶力は必要な能力ではなくなっている。
もちろんノイマンは、そのコンピューターを開発した内の一人だけど。
むしろビックデーターの分析力を求められている。
スーパーで、誰かがパンやソーセージを買ったという、どうでもいい情報を分析して利益を生み出す分析力を求められている。
それは新しい商機を逃さないことで、正解があるわけではない。
正確に理解することでもなく、新しい商機を作り出していく。
そんな新しいビジネスチャンスを作り出す発想には、従来の常識は役には立たない。
むしろ常識からブレイクスルーしていく。
「本を読みなさい。」と言う人がいるけど、本から答えを得たいのかも知れないけど。
しかし!一本足打法から答えを得ようとして正確に見てると、何も会得できない。
むしろ[ヒント]は正確さとは反対に、常識や固定概念からブレイクスルーしていく“きっかけ”になっている。
インスピレーションは連想ゲームで。
それらは[負の思考力]で、常識の方が変化している。
アメリカの大学で「この学者の、この本を読んで批判しなさい。」という課題をだされたという。
学者は常識外れな考え方をして、そんな否定的な考え方が、考える入口なのかも知れないので、むしろ否定的な考え方をすることで、学者と波長は合ってくるのかも知れない。
イノベーションは周囲を出し抜くことだけど。
しかし日本人は悪目立ちを恐れている。
社会秩序を大切にする日本人は、イノベーション能力を失っていく。
東大生のリアリティーを感じない話し方が気になる。
簡単な説明でも納得して、次々に専門用語を記憶していく、そんな浅い理解力が気になる。
むしろスーパーで誰が何を買ったという、どうでもいい情報がスルーできない、引っ掛かってしまう、そして常識が壊れてしまう。
そんな出来の悪い生徒の中に分析力の優れた生徒がいるのかも知れない。
そんなことを考える生徒は、テストをすると[×]がついてしまう。
テストではなく、欧米のように、答えから考える考え方が必要なのかも知れない。
テストのように答えを隠すのではなく、答えから考えるということは、自分のため、自分仕様の答えに気付くと。
すると周辺にある、どうでもいい知識がヒントに思えてくる。
テストは、もうどうでもいい。
エジソンは偉大な発明家だけど、彼の発明品は、すでに時代遅れで、商品価値を失くしている。
彼の発明は、それを見てる人にインスピレーションを与えて、アッという間に進化している。
それを見てる人の創造力のスイッチを入れて、進化を促し、今でも彼は偉大な発明家として評価されている。
インスピレーションを得ると、進化して、ハイテクは時代遅れになってしまう。
インスピレーションは連想ゲームで、それを否定してブレイクスルーしていく。
インスピレーションは、失敗例の方が多く、その中に、わずかな成功例もある[負の思考力]と考えた方が良いのかも知れない。