カーデザイナーはカッコイイ車をデザインしようとすると、何処かで見たデザインの二番煎じになってしまう。
物まねは、すぐに行き詰ってしまう。
美しいと感じる美意識は「カッコイイ!」と感じた記憶の枠内に限定されて、そこが限界点で、それを超えていくことができない。
飛行機が音速の壁を超えるとき衝撃波が発生する。
衝撃波で検索すると。
衝撃波(しょうげきは、英: shock wave)は、主に流体中を伝播する、圧力などの不連続な変化のことであり、圧力波の一種である。
ピカソの絵は壊れている。
ルノアールは「腐った肉のようだ」と言われてしまった。
ルノアールの絵には醜いところもあって、絵を見てる人は、そこは見ないようにして感じようとしている。
人の美意識も写実的という壁を越えていく時に衝撃波が発生している。
印象派の絵は、感じる絵なのかも知れない。
印象派という見方で衝撃波を克服してルノアールは評価されている。
どうしても美しい絵を描こうとすると写実的になって限界点が現れてくる。
ルノアールの美意識は写実的な枠の外に出てしまった。
おそらくルノアールの脳内で脳内麻薬が分泌されているのかも知れない。
鳥は言葉を持たないけど、群集心理には秩序があって統率がとれている。
おそらく高揚感を感じる物質が脳内で分泌されているのかも知れない。
人は、それを言葉で表現できる。
小学生の入選作文を読んで美しい文章に感心したことがあって、その子には「お母さんと、もっと話したい。」という思いがあって「今感じているものを、なんて言えば良いんだろう。」そんな思いで言葉は記憶されて、美しい文章の書ける子に育っていったのかも知れない。
入選作文を読んでると、その子の母親を感じる。
女性は「綺麗だよ」という言葉を聞きたがっている。
言葉は相手の胸に響くと意味合いを増していく。
それ以外にも「しあわせ」と感じるアルゴリズムがあるはず。
細目で、目のつりあがった表情は、美しいデザインではなく、ヒョウが襲いかかってきそうに感じる。
美しいと感じる美意識は「カッコイイ!」と感じた記憶の枠内に限定されて、そこが限界点で、マツダのデザインは、恐怖心からのアドレナリンで限界点を越えているのかも知れない。
それ以外にも「カッコいい!」と感じるアルゴリズムがあって、それが見つかれば一気に限界点を超えて、デザインは進化していくのかも知れない。