文化放送の『大竹まことのゴールデンラジオ』で除夜の鐘をうるさく感じるという話題の中で、アンケートの結果、気にならないのは1600人で、うるさいと感じるのが800人いたらしい。
除夜の鐘をうるさく感じる人が、意外と多い。
NHKラジオで、マンションに住んでいる老夫婦が、上の階の子供の走り回っている音が、かんに障ってイラついていたけど、ある日から、その子供達が遊びに来るようになって、うるさい足音が気にならなくなったというメールを紹介していたけど、除夜の鐘がうるさいと感じる人は、自分も除夜の鐘に参加してみれば気にならなくなるのかも知れない。
アメリカの刑事ドラマを見てると、気持ちが揺さぶられて「今、感じているものは何だろう?」と余韻を残す。
ドラマの展開が速く、ついていけない。
説明不足で「どうなってるんだ?」と視聴者をドラマに参加させている。
アメリカの恐竜映画はCGを駆使して、たしかに優れた映像技術を見せつけているけど、無関係な世界に思えて、現実感がなく、感情移入することもなく、二度見たいと思わない。
日本人の感情移入には特徴があって『錦の御旗』は、まるで聖書のように絶対的で、官軍であることに価値があって賊軍にされると急に戦意を喪失してしまう。
除夜の鐘や上の階の子供の足音が、うるさく感じてしまうのも、日本人は自分がアウトサイダーだと強いストレスとして感じてしまう。
日本人にしかない特徴はラグビーのWカップのように群集心理からハーモニーが生まれてくることで!
そして日本人の欠点は、そんな“ぬるま湯”から出たがらないことでイノベーション能力で出遅れてしまう。
アメリカでは、今でもイノベーションで結果を出すのは外国人らしい。
外国人は、今の現状から早く抜け出したい。
外国人にとって現状維持は、最悪のパターンなのかも知れない。
日本人は、除夜の鐘や上の階の子供の足音のように、自分がアウトサイダーだと強いストレスとして感じてしまうけど、身内意識を持つとストレスとして感じなくなってしまう。
そしてラグビーのWカップのように、日本人は群集心理で癒されている。「もっと余韻を楽しみたい。」
「ずっと、ここにいたい。」
群集心理の高揚感で気持ちは弾んでいく!
「今、感じているものは何だろう?」と、もっと夢見れば良い。
記述式の試験なら、夢みたいな妄想から話始めることで面白い文章が書けて、書いてると!フッと何か思いつくかも知れない。
もしも「桜を見る会」を批判している人が、招待されているインサイダーだったら「花見の、どこが問題なんだ。」と、逆のことを言ってるかも知れない。
アメリカのイノベーションは、現状から抜け出したい外国人の研究者の発想から生まれてくることが多い。
しかし日本人は群集心理で現状をブレイクスルーしていくことができるのかも知れない。