[現実的]の対義語で検索すると。
現実の対義語は何?空想?仮想?理想?という記述がある。
『ガリバー旅行記』は空想?仮想?な物語だけど現実感を感じさせている。
『ガリバー旅行記』は仮想の国を空想して書かれた物語だけど、現実感がある。
矛盾してるけど!
空想?仮想?理想?という現実感とは正反対な物語に現実感を感じる。
これも矛盾しているけど!
創造は破壊から始まっている。
「分からない?」という挫折感があって「なるほど!」という[ひらめき]として感じることが出来る。
スウィフトの皮肉を言いたくて!体制批判をしたくて!そんな気持ちが伝わって『ガリバー旅行記』は現実感を感じさせている。
リアリティーを感じるのは、スウィフトに感情的なエネルギーがあるからで、客観的な見方では考えるエネルギーが足りない。
反発力のような否定的な感情には、反対方向へのエネルギーがあって!
人の考えるエネルギーは反力のようなものかも知れない。
日本の教育は「教科書は正しい!」と教えて、教科書の否定は認めない。
たしかに小学校のような義務教育は、もう覚えるしかなく、エジソン少年のように「なぜ?」「どうして?」という飲み込みの悪い児童は頭の悪い子でしかない。
日本はイノベーションで出遅れてしまった。
受け入れるしかない義務教育は現状維持能力のようなものでペーパーテストは有り得るのかも知れない。
しかし!
イノベーションという技術革新は正反対な能力で、破壊があって創造がある。現実感とは正反対な仮想・空想に現実感を感じる。そんな反力のような、もしくは二段ロケットのような思考力を持った生徒を必要としているのかも知れない。
しかも今では教室でタブレットPCを使う時代、もう記憶力は重要ではなく。ペーパーテストでの現状維持能力にも疑問を感じる。
2020年から大学入試も記述式に変わると模範解答を即答する生徒ではなく!
「どういうこと?」という問題提起から「そうか!」という[ひらめき]は生まれている。
疑問は、ありふれた知識を[ひらめき]に変えている。
それは反力のような、もしくは二段ロケットのような長い時間軸で考える生徒で、やっとイノベーションでの遅れを取り戻せるのかも知れない。