日本にビットコインが理解できる数学者は何人いるんだろう。
仮想通貨はコピーできないことで成立する訳で、数学者は「分からない?」と悩んだことで、その分からない理由にも気付いて!分からなくする知恵が働くのかも知れない。
「分からない?」と悩んだことが、こんなところで役立っている。
分からないものを法則で分かるようにする数学から、仮想通貨や暗号化技術のように分からなくする数学という『鏡の国』のように逆さまな数学が生まれている。
ルノア-ル、ベ-ト-ベン、エジソン。
彼らは、ろくに学校に行っていない。
むしろ大学に行くようになって、かつてのような規格外の天才は育たなくなった。
その理由は、日本ではテストをして、教えたとおり答えれば[○]がもらえる。
教科書や常識に忠実な生徒が優等生になっていく。
蓄音機を学んでレコードプレイヤーを発明すれば、普通なら評価されるけど、日本のテストでは教科書と違うという理由で[×]をつけられてしまう。
あらかじめ用意された答えと同じなら[○]違うと[×]という風に機械的に流れ作業で○×をつけて、規格通りなら「○]をつけて、規格外には[×]をつけてしまうので規格外の天才は育たない。
なによりも、その答えに価値があるのか無いのか、一人一人個別に判断をしていない。
もしも、一つ一つの答えを判断すれば、蓄音機を学んでレコードプレイヤーを発明する想定外の答えを評価するはず。
日本のテストには、教科書を進化させるという考えも価値観も無い。
たしかに、これ程進化すると過去の技術の基盤の上に積み重ねて成り立っているので、過去の技術を正確に理解して学ばないといけない。
それは初期の天才達の時代から、大量生産が始まって、正確に理解する技術者の時代になると、規格通りの製品が合格品で、規格外は欠陥品として扱われてしまう。
しかし数学者には、コピーできない仮想通貨を考える!
分からない問いに答えを出す能力が必要で、自力で考えたからこそ、分からない理由に気付いて、分からなくする方法を思い付いたのかも知れない。
何かの雑誌で、戦時中のドイツは驚異的な発明を数多くしていると書いてあった。
敗北感や挫折感は、従来の価値観や常識に価値を感じることができなくなって、ためらいもなく捨ててしまう。
現実を見たくない!もう、夢を見ることしかできない。そんな規格外の発想をする天才達の時代だったのかも知れない。
そんな時代背景の中で驚異的な発明を数多くしたらしい。
[地形の高低差で歴史をひも解く]
梅林 秀行氏は[ひきこもり]で学校の歴史教育とは切り離され、テストもなくなって、知識を暗記する必要性もなくなって[地形の高低差で歴史をひも解く]という規格外の発想をしている。
「日本は第二の敗北をしている。」とTVで言ってたけど、日本は行き詰って、規格品に価値を感じられなくなって、すでに規格外の才能が必要な時代(天才達の時代)になっているのかも知れない。