ビーチ・ボーイズのブライアン・ウイルソンは父親からのDVの中で育って、叱責されるのが当たり前の人間になってしまった。自己肯定感の低い人間になってしまった。
人の記憶の大部分が認識できない潜在意識に記憶されるらしく、それが原因で思い出せない記憶が多いらしい。
フラッシュバックは辛い記憶が突然蘇ってくる現象で、それは治癒力かもしれない。
映画『ラブ&マーシー終わらないメロディー』の中で次々にメロディーが浮かんでくるシーンがあったけど、それはフラッシュバックのように辛い気持ちから、次々に蘇ってくるのかも知れない。
もしかしてフラッシュバックは、辛い思い出と[ひらめき]という両方が次々と蘇ってくるのかも知れない。
ひらめきには[負のエネルギー]が必要なのかも知れない。
ブライアン・ウイルソンは父親からのDVという[負のエネルギー]の中から開放されていく!それがフラッシュバックかもしれない。その瞬間は辛くても、やがてネガティブな思い出はポジティブな心境に変わっていく!それが彼の[ひらめき]という現象かも知れない。
ブライアン・ウイルソンはディズニーの『星に願いを』をカーラジオで聞きながら『サーファーガール』を作曲したと言っていたけど、一度記憶されたものが彼のフィルターを透して再現されたみたい。
[ひらめき]というポジティブな心理は結果で!
ネガティブな気持ちからフラッシュバックのように蘇る。
彼には作曲という手段があってネガティブな思い出をポジティブな心境へと変化を加速させている。
それが彼の[ひらめき]の正体かも知れない。
その時、自身のフィルターを透すことで『星に願いを』はオリジナルなものになっていったのかも知れない。
学習障害児の中に理数系で才能を示す子がいるらしい。
「学習障害と才能が、何処で、どうつながっていくんだ?」
「時間が、かかるのか?」
阿修羅を、ずっと見てしまう。
龍安寺の石庭は見てると、時間だけが過ぎていく。
[無]の状態になって、日本人の[感じる力]は覚醒していく。
高得点を取る生徒は「数学は暗記だ!」という教え方に違和感や疑問を感じてはいない。
[スピード感=リアリティーのない数学]に適応している。
阿修羅や石庭は答えを求めてはいない。[無]の状態になって、日本人の[感じる力]は覚醒している。
もしも学習障害児の中から数学者が育つと、彼らが日本の数学教育を変えてしまうのかも知れない。それは時間がかかる!時間をかける数学かも知れない。そしてネガティブな思いから生まれて、それがポジティブな心境に変わる数学かも知れない。
