「考えておきましょ。」
考慮してくれるのか!と思いきやこれは断っている。
日本人には本音と建前があって、必ずしも言葉の意味をそのまま受け止めたりはしない。
ちゃんと裏読みをして本音をくみ取っている。
これは日本人の思考回路にもあてはまって、言葉の意味をひっくり返して考えることに抵抗感も違和感もない。
こんな考え方から、日本人の思考の範囲を簡単に広がっていく。
日本人の会話で本音と建て前が違っていても、たとえNOをYESと言っても話し手と聞き手に違和感や抵抗感はなく会話は成立している。
だからこそ!日本人の思考回路は正反対なものを[一対]のものとして考える幅の広さがあって、一つの概念が簡単にひっくり返りながら考えている。
YESとNOの間を揺れながら!
TESとNOが、ひっくり返りながら考えている。
王貞治は最後は両手を離してしまう「そんなに手首をひねるのが嫌なのか?」
これも「内から外」左方向にバットを振る時、手首はひねらない。
最初だけ手首はひねらない。
要するに手首はひねる、ひねらない両方の考え方が必要で手首をひねるという、たった一つの考えでは、前でバットは小回りしてしまう。
軸足と前足も正反対で矛盾している。
踏み込みがスタートでは一秒以上かかって打てない。
コンパクトにするためにはスタートは最後の一瞬で、踏み込みがスタートでは時間がかかり過ぎる。
従って踏み込みは、スピード感とゆっくり感!勢いをつけたり逆に力をためたり!矛盾した両方の考え方が必要になる。
こんな時「考えておきましょう。」日本人の本音と建前、言葉の意味を逆さまに使っても、ちゃんと裏読みして会話は成立している。
日本人の思考回路は正反対なものを[一対]のものとして考える幅の広さがあって、一つの概念が簡単にひっくり返りながら考えている。
YESとNOの間を揺れながら!
TESとNOが、ひっくり返りながら考えている。
王貞治は、こんな日本人しかしない考え方で理解されている。