江戸版の「ら」は、

「楽あれば苦あり」です。

人生はいいときもあれば、悪いときもあります。
そこまで大きくしなくても、一日の間だって、いいこともあれは、悪いこともあります。

僕は昔、どちらかといえば、「苦あれば苦あり」なんて、思ってました。
最初は、冗談だったかもしれませんが、そのうち、マジに。

そうすると、せっかくの小さないいことを、みつけられなくなってしまうんですよね。
人間的にも、本当につまらないと思う。

一方、「楽あれば楽あり」なんて思ってしまうと、今度は人の痛み、苦しみが、わからなくなってしまいます。

人生悲喜こもごも、いいことも悪いこともたくさん経験していくと、人生の引き出しが増え、人間味も増していくんじゃないかなって、思います。