Fさんは、そそくさと店を出た。
それから半年位経ったであろう。
Fさんのアパートの大家さんと町であった。
お決まりの、挨拶を済まし本題に入った
大家 「あのねぇ、」
とても小さな声で、私の耳元で話し出した。
大家 「Fさん部屋で、なくなってたのよ。」
私 「えっ
」
うそだろ
現実を受け止めるまで、時間がかかった。
警察での調べでは、自殺ではなく自然死。
栄養失調だそうだ。
Fさんが家賃を2ヶ月滞納してたので、
おかしいなぁと思って警察立ち会いのもと部屋に入ったそうです。
まだ寒い時期だっため、死臭も、あまりでてなかったようです。
大家 「部屋の荷物そのまんまなのよ。」
私 「すぐに見に行ってきますよ」
一件用を済ませてFさんのアパートにいった。
なんかドキドキしながら、玄関の扉を開けた。
山積みの荷物に囲まれ、
畳1枚もないくらいのスペースで死んでいったんだぁ。
この荷物も異様な臭いも何故か懐かしい感じに思えた。
Fさんの笑顔に包まれているようで安心する。
Fさんは保証会社に加入していたので、
大家さんが負担することはなかったが、
2トントラック2台が
荷物で満タンになっていた。
保証会社は大損だ。
何もなくなった部屋に戻り、
Fさんの事を思い出していた
とても後悔していた。
何で気付いてあげられなかったんだろう。
「飯ご馳走しますよ
」とか何で言ってあげられなかったのだろう。
本当にごめんねFさん![]()
心配させないように、いつも笑顔で、
その顔をみると
みんなが安心して幸せになれる
無理ばっかりして、自分をもっと可愛がってあげればよかったのに。
でもね、本当にありがとう![]()
Fさん私に言ってたよね。
「絶対電話でますから、迷惑かけませんから」 って
まだね、私の携帯にはあなたの、
アドレス残ってます。
消せないんです。
辛いとき、あなたの笑顔思い出したいから。
今日はあなたの笑顔のように晴れてます。
私はそっと、涙をぬぐった
END
