「イキマス!大知」第三回 ~H.I.S・伊藤大悟様 編 ~(2/3) | 大知正紘のジグソーパズルやねん。 Powered by Ameba

「イキマス!大知」第三回 ~H.I.S・伊藤大悟様 編 ~(2/3)

I:バックパッカーってご存知ですか?安宿で、ドミトリーみたいなところで、当たり前のように狭いスペースに、5、6人が二段ベッドとかで寝て当たり前のように生活している。
自分もはじめ、英語が全然わからなくて、コミュニケーションは最終的にやっぱり音楽だ、ということをすごく感じて。自分が知り合った日本人で、全く言葉がわからなかったのに、アコギ1本で弾いて歌ってるうちに、外国の人が「あれ歌ってくれ、これ弾いてくれ」って寄ってくるようになって。感動だったのが、農場で住み込みでバイトをしているときがあって、イギリス人で日本語がまったくわからない人が、その日本語の歌詞と歌が合うからということで、全部ローマ字で書いてくれってことになって。最後のお別れの日に、内緒で練習していたらしく、日本人に向けてその歌を歌ってくれた。日本語がわからなくても、音楽ひとつでコミュニケーションを取れるんだなって思いました。これは世界共通なので、大知さんが羨ましいですよ!

O:外国で歌ってみて、届くのかどうか、っていうことをやってみたいです。言葉はわからない。メロディと歌とギターの音だけで。

I:ギターを弾いて、内容がわからなくても、その想いだとか。大知くんの音楽も聴かせてもらったけど、‘言霊’というか、すごいパワーを感じたんです。

O:ありがとうございます!

I:それで、海外を旅しながら歌を作りながら、配信とかできたら面白い。各国の物語というか、そういうものが込められたりすると面白いですよね。

O:街の空気感とか、置かれている状況とかは、作る音楽に直結してるなあと思います。
三重県で作った曲と、東京で作った音楽では、情景、心情が変わってきて。 やっぱりその土地が持ってる力みたいなものを感じ取って、いろんな気持ちや心に作用して、そして外に出て来るんだと思う。なので、外国に行ったらどういう曲ができるだろうかとか、と思います。

I:楽しみですね!

O:はい!


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O:オーストラリアに1年もおられたら、オーストラリアの感覚が染み付くんじゃないですか?

I:染み付きますよ。食生活から何から全てが変わるんで。う○この臭いが全然変わるんですよ!(笑)。

O:オーストラリアでは何を食べてたんですか!?

I:お金が無かったんで、小麦粉を練って、それを丸めてなんちゃってパスタにしたりだとか、おまんじゅうにしたりだとか。ごはんは現地のお米を買って鍋で炊いたりだとか。オーストラリアはイギリスの移民が多いので、ホントに簡単な、ポテトとか、スパゲッティとかなんで。食はやっぱり日本が一番いいなぁって外に出てから思いましたよ。
オーストラリアは、いろんな国の人が来てるんで、刺激にはなると思いますね。あと、土地が日本の28倍あるんで、場所によって、ホントに雰囲気が違うと思います。原住民のアボリジニという人たちがいるんですね。最近は裕福になっていますけど、自分が初めて行ったのは15、6、年前で、ケアンズっていう町があるんですけど、熱帯雨林気候で、グレートバリアリーフっていう海がすごく綺麗で、山もジャングルみたいなのがあって。

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マクドナルドとかでタバコ吸ってると、アボリジニの人たちがいきなりバーっとやってきて、「お腹の中に赤ちゃんがいるから、お金くれ」とか。人種差別というか、働き口があまりなかったんだと思うんですね。でも、言われたのが、「お金とか絶対あげちゃダメだよ」って。お金をあげるとその人がダメになってしまうって言われましたね。
近代、オーストラリアも発展はしてますけど、田舎のほうに行くと、農業だけで、それ以上外の人とは触れ合わない人たちもたくさんいる訳で。

あと当時私は、お金が無いから、ハニーアントって言って、お尻が黄色いアリがいるんですど、それを潰して食べてたりとか。あと無人島で生活したくて、ラッセルアイランドっていう島があって、1日6人くらいしか入れない島があったんですよ。通常は日帰りでないといけないんですけど、5日間どうしても住みたくて、3リットルくらいの水と、少しのビスケットだけで行ったんですね。そしたら水を外に置いといたら水が腐っちゃって、食べるものもなくなってしまって、トカゲを焼いて食べたりとか、アリを潰して食べたりして。残り1日でビスケットが5枚くらいしかなくて、あのとき食べたビスケットの味が今でも忘れられないです。

O:トカゲって・・・味付けも何もないですよね!?

I:無いです無いです。ちなみにシュノーケリングセットも持って行ったんですけど、潜ると普通にサメがいるんですよ!まあそんなことをやったりしてました。




I:オーストラリアから帰ってきた翌月から就職活動して、今のH.I.Sに入りました。で、そのH.I.Sで、オーストラリアの専門セクションに入らせてくれって言って、「ワーキングホリデー絶対行った方がいいですよ!」って勧めて。そして帰ってきたら、「すごい良かったです!」って、顔や笑顔が全然違うんですよね。「次ニュージーランド行きたいんで、手配お願いします」とか、そうやって繋がって、今でもご連絡くださるお客様も多いですし。「若いときに旅をしろ」じゃないですけど、ホントに行っていただきたいと思いますね。

O:ちなみにいくらくらいかかるものなんですか?

I:安いチケットで6万くらいで行って、ビザは3万くらいで行けるし、ある意味10万円くらいあれば行こうと思えば行けますよ。ワーキングホリデーっていう制度は、1年間、働いてもいいですよっていう特別なビザなんですよね。さらに今は、農業の仕事をすれば、さらに1年間延長できるんですよ。日本で畑って言えば、大きくても100メートルくらいじゃないですか、、でもオーストラリアは、1キロくらいあるんですよ。作業で向こうまで行って、戻ったら休んで良いよっ!てなっても、戻ってくるだけで5時間くらいかかるんですよ(笑)。 


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3/3に続く の巻 のヒトカケラ!!