あなたの市場価値は、〇〇です。

そんな言葉を以前、ネット上で見かけたことがある。

では、そもそも市場価値とは何なのだろう？

金銭に換算できる価値で、高ければ高いほど良いとされるものと自分は解釈している。

逆に考えてみると、金銭に換算できない価値あるものは存在するのか？

肉体、精神、命、家族、仲間、経験、豊かな自然、情熱、人情などなど。

数え上げたらキリがない。

ただ同然に与えてもらっているものばかりだ。

そう考えてみると、人間のモノサシで勝手に決めたような金銭的価値とは、一体何なのだろう？という疑問が湧いてくる。

そうした人為的価値基準に振り回される人生は送りたくないと改めて思ってしまう。

今年に入り、易経講話を再度読み返してみている。

以前はちんぷんかんぷんながらも通読したが、今度は以前よりもマシな読み方が出来ているように感じる。

この本の著者は、人生のすべてをかけてこの本を書いたと以前聞いたことがある。

それほどの名著、大著なのだ。

では、ここで改めて問いたい。

公田連太郎さんの著者としての市場価値は？

易経講話の市場価格は？

このような質問になるとはっきりわかる。

これほど著者と著書をバカにした価値基準はない。

軽薄の根源