久々に古内東子さんネタで書く
数年前から温めてきた、満を持しての企画の書き込みだ
遡ること10年前、2013年5月29日のNHK「おはよう日本」で、事前の予告はあったものの、どういう脈絡なのかは伏せられたまま、いきなり東子さんの収録インタビューが放送されたことがある
Wikipediaでもさらりとだけ紹介されているこの放送は、俺が確認してきた限り、その後10年で内容を詳報している書き込みは皆無で、未見のファンの中には彼女が何を語ったのか気になっている方もおられるだろう
少々上段に構えて紹介したものの、結果的には意表をつく重大発表があった訳でもなく、この頃すっかりルーティンで恒例活動となっていた弾き語り公演の紹介と、向こう10年?に向けた彼女の所信表明みたいな構成になっている
しかしながら朝から俺がちょっとドキッとさせられたのはTVインタビューの受け答えで彼女が敢えて選んだ「死」というキーワード
情念を交えた叙事的な光景を吟味に吟味した言葉で紡ぐ彼女独特な詞の世界と相反するダイレクトでネガティブを極めたこの単語に、当時彼女の相当な覚悟と潔さを痛感して背筋を正したことを覚えている
あれから10年、年齢を考慮すれば過酷とも思える精力的な活動を現在展開中の彼女の「ルーツ」がそこにある
※放送画面のコピーはCPRMの解除ではなく画面キャプチャーを使いました