暇なとき、過去に制作された2時間尺のテレビドラマの再放送をよく観ている
中には数十年前にスタート、シリーズものとして制作、放送された話もあり、その時に出演した役者には今も現役で活躍されている方々も多くいる
時々、スペシャルとして過去に放送されたそのドラマシリーズの最新作が突如放送されることもあるが、これが結構痛い、今回はそういうテーマだ
ところで長寿ものといって日本でまず浮かぶのは先日タラちゃん役の貴家堂子さんの訃報でも知られるサザエさんやドラえもん等のアニメではなかろうか
決定的な違いはアニメのキャラは絵的に歳を取らない"メリット" があるが実写版は同じ役者を継続登用する限り、シリーズが始まった当初との風貌や話し方、動きのギャップ(大河ドラマとしてでも観れば話は別だが)の積み重ねにいずれ限界がきてしまう
そのギャップを少しでもケアするべくメイク等でカバーするのはまだしも、画面をボカすようなフィルターをかけて容姿を誤魔化すレベルになってくると、脳内でうまく処理できるうちはいいのだが、その自分に詐欺を働くような行為にいよいよ嫌気がさすようなどうしようもない瞬間がある
どのドラマとは言わないが、人気シリーズの視聴率稼ぎと決別するダメージと引き換えに、いくつかのドラマのように「ファイナル」と銘打って引き際を宣言する選択も、長寿ドラマの在り方として軽視できないなと最近考えている