

昨晩の飲みの話だ
年に1-2度しか会わない知人から昨年末に差し飲みの誘いがあった
こういうときは過去の経験から真っ先に悪いことを考える
ドラマの見過ぎかとも思うが、要は詐欺的なやつか金策の協力願いである
しかしそいつは某大手企業勤務で金には全く困っていないし、法学部出身者で折り紙付きの社会正義感の持ち主である
果たして、会った理由は昨年開催された飲み会の時に遡る
その席で同席した第三者、呂律が異常に回ってなかったSさんの様子がとても気になって、酔った勢いもあり酒を控えて早急に検査を受けろと終始攻め立てた結果、結局各種数値に問題はあったものの大事には至らず、その後Sさんは健康について以前より配慮するように成った、そのことに対する俺へのお礼なのだという
本人からではなく、礼を尽くしてくれているその知人も実はSさんを一緒に攻め立てた側なのに、なんの義理があって?と訝る俺だったが、考えてみればとても奴らしい振る舞いなのかもしれないと一晩経過して思い直している
その知人との前回の差し飲みが8年前、丁度彼の新築マンションへの引っ越し祝いで酒を土産持参したこともちゃんと覚えていて、なかなか義理堅い奴なのである
宴の席した話は記憶に残らない内容ばかりだったが、このエピソードはきっと後々思い出せるだろう、いつもの飲み会とは違う意味のコスパ良しの時間だったと思う