写メを掲載したのはそのうちの1軒、初めて利用したこちらも界隈で人気のバーである
このあたりからお互い酔いがまわりおかしくなってきたのを覚えている
今回の相棒は実はカクテルなどを作り客へ提供する立場、同時に熱心なアルコール研究家で、こうしたバーでは水を得た魚のごとく俺への遠慮気遣いとは無縁にハイペースで高額カクテルを次々に飲み干していく吞兵衛だったのである
後悔先に立たずだが、酒の席は時に相手を選んだり会計に配慮しながらペースコントロールするなど、普段は要らぬ配慮を怠ってしまうと取り返しのつかないことになることもある
この日の翌日がまさにそれだった
幸い記憶全飛びは回避できたが、終日体調不良と会計の丼ぶりに起因だろう原因不詳のお財布の違算のダブルパンチで久しぶりの完全ノックアウト
楽しい時間の代償の見極めは2軒目までに、お酒のお供のチェイサー保険加入、が今の俺の身体には鉄則らしい