先月開催の古内東子さん「文月夜の音楽会」東京公演の2nd stageでのMCを中心に書いてみたい
前回俺が拝聴した東子さんのビルボ東京でのステージ(2019.2月の東京公演2nd sage サポートは佐野康夫さん、大神田智彦さん)ではMCらしいMCはなかったが、今回はステージの3人の掛け合いによるセトリ3曲目「返事」の後のMC、話題は「歳」の話が面白かった
河 年齢についていうとこの間知ったんですが、磯野波平と同い年になってしまいました(会場爆笑)
東 そうなんですかぁ 波平が老けてるのか、河野さんが若いのか(会場爆笑)
河 どっちなんでしょうね?
東 ということは68歳?
河 いやいやいや! 54歳(会場、一瞬ざわめく)
東 あ、そ、そうなんですかぁ 波平がね
東 河野さんが若いんだね
河 そう言ってもらおうと思って話を振ったんですけど
東・河 ハハハハハ
東 で、圭ちゃんはカツオと一緒かな
河 誰と一緒なんですかね
東 タラとか
鈴 サザエさんより大分上ですよ、サザエさんは20代ですから
河 もしかしたらバカボンのパパと同じくらいじゃない?
東 え、違うよ え、だって、え? 圭ちゃん 43歳の春だから
河 41歳じゃなかった?
鈴 今年41歳になります
東 そうですかぁ バカボンの方かと思った(会場爆笑) 40行ってるのね
河 みんな歴史、知ってる訳ですよ
東 (一拍置いて)いや、私は年齢は言わないですよ レイディだからね えへへへ
それにしても今回の公演は終演後に遡って色々考えてみるといつもと違う特別なステージを提供しようという興行側の意気込みを感じるのだ
バンドライブでは近年定着しているスタイルで東京では馴染んでいるが、恐らくビルボ東京で彼女が自身の公演で鍵盤を演奏しないのは初めてではないだろうか?
メインの演奏を、勿論全幅の信頼を寄せる師匠:河野さんに任せて歌唱に徹するという選択は、もしかしたらMCで紹介されていたステージ内容の打ち合わせの中でsax 鈴木圭さんの起用、ジャジーなアレンジが似合う曲の選曲(意外にも”After The Rain”からは1曲も選曲されず、”and then…”辺りまでの「懐メロ」だけのセトリも今回のサポート布陣を活かす効果が感じられた)など、河野さんのアイデアの影響が大きいのだろう
それに応える東子さんの熱唱、ビルボ東京は前から音響のセッティングがかなり優秀だと思っていたが、彼女の持ち味を今回も余すことなく観客席に向けて出力していて、トータル評価で俺がここで観覧した数多の公演でも屈指の出来栄えだったと思う
それを会場全体がシェアしてるのは、今回は5階席から俯瞰して、ステージの演奏、歌唱に観客がいつも以上に微動だにせず釘付けになっていてよく理解できた
(東子さんに寄せられた大阪公演を含めたファンコメントでも、セット、演目が新鮮な展開だとかなり好評だ もしかするとサポートのセット次第になるが、今後この変則スタイルの割合を多くしていこうという意図が彼女にあるのかもしれない)
以前はホールライブのみだったが、小規模会場でもステージによっては彼女のブログを通じて事後報告が行われるようになってきた(6/1で終了した春の弾き語りツアーでは一切報告は無かったが…)
会場に足を運ぶことが出来なかったファンに対して少しでも彼女から目に見えるファンサービスがあるというのは大きな変化だし嬉しいことだと思う