今日の新聞のテレビ欄を見ると
TBSの夕方4時から今回のブログの
タイトルで書いたドラマの特番が組まれていた
同ドラマの放送前、きな臭いタイトルと
番組予告の内容が気になって
ノンフィクション好きという読書の趣向と
かぶり、テレビのドラマは大概見ないことに
しているこの俺が、春の改変期前のこの時期に
第1回目から見続けている唯一のドラマである
見たことが無い人には何の役にも
立たないかなり独りよがりな
自分なりの見所?、つっこみが以下のとおり
同局放送の「半沢直樹」が高視聴率を
記録したことが記憶に新しいが、
当然2番煎じを局としては狙っているわけで、
このドラマでもキーワード的に分かり易い仕掛けが
焼き直し的に用意されている それが
・必殺決め台詞
「倍返し」→
主人公 竜崎伸也がよく口にする「責任は俺がとる」
・設定、キャラ立ち
半沢の勧善懲悪の筋書き
→竜崎の頑固な(天然的)正義感と
対立する隠蔽への甘い誘い
・内助の功
上戸彩 演じる半沢の妻「花」
→鈴木砂羽 演じる竜崎の妻「冴子」
狙いとしてここまではいいとしよう
竜崎はストレートなキャラが災いして
窮地に追い込まれると何かあったら
「責任は…」といって周囲を不安に陥れる
そんな自己チューの横暴さに
古田新太演じる伊丹俊太郎が
お前はバカかってよく怒鳴るわけだが
そんなあり得ない展開で思わず
見ていて度々苦笑してしまうのだ
まさか、そんなキャラで今までノーミスで
長官官房総務課長まで上り詰めたって
いうのかい?というわけだ
怪優 古田新太演じるのが
「相棒」ですっかり茶の間に定着した
片桐竜次演じる「内村 完爾」の肩書き
警視庁刑事部長の役である
これが笑える、いわばこのドラマの質を
著しく低下させている陰の主役、
肝がこの存在だ
先週までに放送されたエピソードのうち、
第3~5話の立ち振る舞いは特に酷かった
元々身内の不祥事をキャリアに傷が
つく位なら軽々しく「隠蔽しろ」という
いい加減なキャラだが、上記エピソードでは
風見鶏のように手のひらを返しまくり
「相棒」でもありえないキャラ立ちで
もはや確信犯的ギャクとしか見えない
今野敏の原作を読んでいないので
どこに根源があるのかわからないが
恨みでもあるのか、相棒では多少敬意を表して
いるのが感じられる「刑事部長」という官僚の
イメージをこれでもかと言わんばかりに
見事に失墜させているのだ
第1~2話で結局己の正義感から家族の
不祥事を隠蔽しきれず、所轄の警察署長へ
島流しを食らった杉本哲太演じる竜崎伸也
「半沢」の最終回で出向を命じられる筋書きに
これも被って見えて仕方がない
大好きな俳優 安田顕演じる戸高善信は
さすが抜群の安定感(というか、何やらせても
キムタク的同じ演技)で好感がもてる
ってか、汚れてクシャクシャな
トレンチコートといい、片側の眉を下げた
しかめっ面といい、イメージは刑事コロンボ
まんまその人である
今までタイトルに沿うように
隠蔽を「捏造」してきたが
第6~7話ではついにネタ切れ
「責任は俺がとる」の竜崎の決め台詞を
無理やり引き出す流れで精一杯だった
ちなみに7話までの平均視聴率は6.3%とのこと
新聞欄に「口コミで話題沸騰」みたいな
どこまで信用できるかわからない見出しが
付された上記特番は、明日放送される第8話で
自ら躍起になって再び視聴率復活を目指した
てこ入れと見ることもできる
なにせHPで「警察官僚ミステリーの最高傑作」と
自画自賛しちゃっているもの。。
しかし「相棒」を見ていても感じる共通のテイスト
なのだが、そんなに隠蔽ばかりさせて
日本の警察を悪者にしてどうすんのよ
犯罪の温床として描きやすいのが警察官僚ならば、
有事、公安の要もまた警察である
半沢は久しぶりにこのステレオタイプの
ベクトルを別の中央省庁へ向けさせたが
愛之助のオネエキャラが強すぎたのか、
リアルに存在するとされる
その先の巨悪を描くには至らなかった
他のドラマのようにラスボスである巨悪
(生瀬勝久演じる上條長官官房総括審議官が
悪といえなくもないがこれを倒したところで
小粒過ぎて最終回の大円団の筋書きとしては
盛り上がりに欠けるだろう)を
追い詰める設定にすればいいのに
中途半端なエピソードで構成を考えるから
結局内容がタイトル負けしちゃってんだよね
きっと原作をある程度踏襲した脚本になって
いるのだろうけど、最終エピソードは
大どんでん返し、例えば隠蔽を敢えて選択
しないと、犯罪の検挙が出来ないことがわかり
竜崎が苦悩の末に責任をとって泥を被り、
彼にとって最後の禁句
「いんぺぇぇしろぉぉ」って叫ばせてみたい
TBSの夕方4時から今回のブログの
タイトルで書いたドラマの特番が組まれていた
同ドラマの放送前、きな臭いタイトルと
番組予告の内容が気になって
ノンフィクション好きという読書の趣向と
かぶり、テレビのドラマは大概見ないことに
しているこの俺が、春の改変期前のこの時期に
第1回目から見続けている唯一のドラマである
見たことが無い人には何の役にも
立たないかなり独りよがりな
自分なりの見所?、つっこみが以下のとおり
同局放送の「半沢直樹」が高視聴率を
記録したことが記憶に新しいが、
当然2番煎じを局としては狙っているわけで、
このドラマでもキーワード的に分かり易い仕掛けが
焼き直し的に用意されている それが
・必殺決め台詞
「倍返し」→
主人公 竜崎伸也がよく口にする「責任は俺がとる」
・設定、キャラ立ち
半沢の勧善懲悪の筋書き
→竜崎の頑固な(天然的)正義感と
対立する隠蔽への甘い誘い
・内助の功
上戸彩 演じる半沢の妻「花」
→鈴木砂羽 演じる竜崎の妻「冴子」
狙いとしてここまではいいとしよう
竜崎はストレートなキャラが災いして
窮地に追い込まれると何かあったら
「責任は…」といって周囲を不安に陥れる
そんな自己チューの横暴さに
古田新太演じる伊丹俊太郎が
お前はバカかってよく怒鳴るわけだが
そんなあり得ない展開で思わず
見ていて度々苦笑してしまうのだ
まさか、そんなキャラで今までノーミスで
長官官房総務課長まで上り詰めたって
いうのかい?というわけだ
怪優 古田新太演じるのが
「相棒」ですっかり茶の間に定着した
片桐竜次演じる「内村 完爾」の肩書き
警視庁刑事部長の役である
これが笑える、いわばこのドラマの質を
著しく低下させている陰の主役、
肝がこの存在だ
先週までに放送されたエピソードのうち、
第3~5話の立ち振る舞いは特に酷かった
元々身内の不祥事をキャリアに傷が
つく位なら軽々しく「隠蔽しろ」という
いい加減なキャラだが、上記エピソードでは
風見鶏のように手のひらを返しまくり
「相棒」でもありえないキャラ立ちで
もはや確信犯的ギャクとしか見えない
今野敏の原作を読んでいないので
どこに根源があるのかわからないが
恨みでもあるのか、相棒では多少敬意を表して
いるのが感じられる「刑事部長」という官僚の
イメージをこれでもかと言わんばかりに
見事に失墜させているのだ
第1~2話で結局己の正義感から家族の
不祥事を隠蔽しきれず、所轄の警察署長へ
島流しを食らった杉本哲太演じる竜崎伸也
「半沢」の最終回で出向を命じられる筋書きに
これも被って見えて仕方がない
大好きな俳優 安田顕演じる戸高善信は
さすが抜群の安定感(というか、何やらせても
キムタク的同じ演技)で好感がもてる
ってか、汚れてクシャクシャな
トレンチコートといい、片側の眉を下げた
しかめっ面といい、イメージは刑事コロンボ
まんまその人である
今までタイトルに沿うように
隠蔽を「捏造」してきたが
第6~7話ではついにネタ切れ
「責任は俺がとる」の竜崎の決め台詞を
無理やり引き出す流れで精一杯だった
ちなみに7話までの平均視聴率は6.3%とのこと
新聞欄に「口コミで話題沸騰」みたいな
どこまで信用できるかわからない見出しが
付された上記特番は、明日放送される第8話で
自ら躍起になって再び視聴率復活を目指した
てこ入れと見ることもできる
なにせHPで「警察官僚ミステリーの最高傑作」と
自画自賛しちゃっているもの。。
しかし「相棒」を見ていても感じる共通のテイスト
なのだが、そんなに隠蔽ばかりさせて
日本の警察を悪者にしてどうすんのよ
犯罪の温床として描きやすいのが警察官僚ならば、
有事、公安の要もまた警察である
半沢は久しぶりにこのステレオタイプの
ベクトルを別の中央省庁へ向けさせたが
愛之助のオネエキャラが強すぎたのか、
リアルに存在するとされる
その先の巨悪を描くには至らなかった
他のドラマのようにラスボスである巨悪
(生瀬勝久演じる上條長官官房総括審議官が
悪といえなくもないがこれを倒したところで
小粒過ぎて最終回の大円団の筋書きとしては
盛り上がりに欠けるだろう)を
追い詰める設定にすればいいのに
中途半端なエピソードで構成を考えるから
結局内容がタイトル負けしちゃってんだよね
きっと原作をある程度踏襲した脚本になって
いるのだろうけど、最終エピソードは
大どんでん返し、例えば隠蔽を敢えて選択
しないと、犯罪の検挙が出来ないことがわかり
竜崎が苦悩の末に責任をとって泥を被り、
彼にとって最後の禁句
「いんぺぇぇしろぉぉ」って叫ばせてみたい