
しばらく通いつめていた近所のカフェが
先月の頭に何の予告も無く突然の閉店
それから約1ヶ月、先週末に店名を変え
イタリアンレストラン&ケーキショップという形態に
衣替えして再開店したので訪ねてみた
再開店前の内装工事の段階から
ひょっとしたら箱の内容だけのリニューアルオープン
かもしれない、という期待は裏切られず、
店のスタッフは以前の顔なじみのメンバーが揃い、
『そろそろご来店される頃だと思ってました』
なんて憎いセリフも聞けて春先の嬉しい再会となった
今回の訪問前にちょっとググってみたところ
店を運営しているのは隣の市に本社がある
不動産開発業者の飲食店部門で、
この店以外にも、恐らくFCの形態なのだろうが、
複数の店舗を展開しているようだ
本業の強みを活かした多角化事業の一例といえば
華々しいが、実はリニューアル前の店舗は
自分が見る限りお世辞にも成功事例と評されるような
繁盛店とは言えず、実情は計画閉店による出直し色が
濃いように思う
現にドリンクメニューは種類が整理された上に
若干価格を上げる一方、サラダバイキングを廃止したり
お得感のあるセットメニューを充実させたのは、
より経営を意識した運営方針に舵を切った
ということだろう
ともかく、この街に三度、住むようになってからの
つきあいとなったこのお店
一顧客として出来る限り応援をしていきたいと、
煙霧舞う窓の外の街並みを眺めながら
静かにエールを送るのである