A「これは何線ですか?浅草?」
B「そう、浅草線です どちらまで?」
A「蔵前です」
これは今日自分の面前で行われた
電車内のやりとりだ
但しAは外国の方、Bは大学生位の
若い男性であり、会話は英語であった
後々よく考えてみると
日本人同士の会話では
Bの「どちらまで」というのは
一昔前ならともかく、
現代では珍しい問いかけかもしれない
何が言いたいのか、というと
日本に不慣れな外国の方に
この青年は親切心からフォローをした
それはいいんだけど
悪くいうと状況的にお節介の場合がある、
ということがわからず
無理やり英語を話さないと、って焦るばっかりに
結果、不自然な会話が展開される
そんなオチは双方に果たして有益なんだろうか
という問いである
英語で話しかけられたら英語で返さないと
そういう脅迫観念にさらされている
日本人が結構多いんじゃないかなと思う
そういう突然のプレッシャーを
背負ってしまい、結果的にフリーズして
逃げておけば良かったと後悔したりする
そう、余程度胸があるか、英語に自身が
あるという場合を除き、一時的国際交流に
欲を出してはいけない
『日本人はとても親切』
この誤解の裏に泣いている日本人が
沢山いるのが自分には見える
自分もどちらかというと泣いている人間だ
将来、機会があったらその涙の量を
少し少なく出来るようなネタ満載の対策本を
出版したいと思う今日この頃である