通勤路線を変えると
路線沿線に住人の人柄などが
影響するためか
それまであまり馴染みのなかった
場面に出くわすことがある

痴漢もそのひとつである

不幸にしてか、

自分は犯行を防ぐことはできず
事件に遭遇するのは犯行後、

女性が犯人と見定めた男性を

問いつめているその瞬間である


警察24時で既に絵として

見ている場面なのだが
さすがにリアルのそれは
一言でいうと「修羅場」である


いわゆる冤罪の可能性が

低いケースなのだろう
乗降客の流れに逆流して
逃亡する男性と、真剣そのものの
表情で、刑事ドラマの刑事が

犯人を追うごとく、男性を
追いかける女性とのチェイスを

見たことがある


毎度毎度、一瞬の出来事であること
そして、そう頻繁にお目にかかれない、
あえて不謹慎な言い方をすると、
常に新鮮味をそれなりに提供してくれる
日常の隠れた部分であること

一日中でなくても

朝夕にどこかの駅にいれば、
こうした機会にふれる確率は上がるだろう
そう思うと、女性の味方として
微力なお手伝いが出来るチャンスも
増えるのである
が、やがてそれにも慣れて、
残念なホントの無関心な
第三者に成り下がってしまうかもしれない


なんてことを
コブクロの「君という名の翼」を聞きながら
思ったりした


説得力ないね